９月中Ⅴ

白いハイビスカス
闇に飛ぶ
白鷺に見えませんか？

闇に白というと
月光仮面を連想し
正義で希望の光．．．

政策論争で
政界の闇を照らすと期待された
自民総裁選
具体策を聞くと

赤字国債を発行し
公共工事を増やす景気策と
規制緩和と改革で
民間意欲を盛り上げる景気策の
二つだけで期待外れ

マスコミは
総選挙の地方票に有利な
公共事業型を訴える
候補者の独壇場と報道し
経済に先行する株価も
建設土木株だけが値を上が始めた

公共事業は
民間事業では出来ない
１０年・３０年以上先を
見越したのものを施工して
初めて国益にかなうものとなるのに

先日まで
縮小対象とされていたものだけに
急な企画と施工が可能な
工事の障壁のない
寂れた地域を中心に行われる．．．

外国人は
新興国の通貨安でもたらされる
円高を機会に国債を
日本を
売り
長期金利は上がり
景気は悪化し
景気策は超短期に終わる

民主党も政権をとるために
大きな政府を約束する．．．

若者の負う借金だけが
増え続けるニッポン

闇を照らす白鷺
飛んできたのではなく
飛び去るように見えてきた