婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

備えあれば憂いなし!?

2011-03-21 17:15:33 | Weblog
いくらでも眠れるので 犬と身をよせあって惰眠をむさぼっていました。
ふとんの中は、ぬくぬくとして幸せです。
そんな幸せをやぶるかのように電話が鳴った。
誰かと思ったら父母だった。
どうやらテレビなどで東京の様子を知り心配して電話をくれたようだ。
「もしや まだ寝ていたの?」
「・・・・」
母は、するどい。
「こんな非常事態のときは、眠っていられないのだけれどねぇ」
「そんなものかしら」
こんなときでもなければ寝ていられないと言いそうになって黙った。
「ガソリンなんかは、どうしたの?」
「普通の神経の人間にはいれられない」
「自転車と足があるから よかったね」
「はい」
「お米は?」
「5キロの残りが少しあるので一ヶ月はもたせようと考えているけれど・・。なくなったら考える」
「トイレットペーパーなんかはあるのよね?」
これは、地震後 父母がスーパーで買えないと言うので 気の毒に思って買ったのがあるのだ。(送ろうと準備をしたら 買えたという電話があって ストック)
「停電で電池や暖房なんかどうしてるんだ」
「停電は、外を徘徊したり 横になっていればすぐ電気がつくから大丈夫よ」
「そうそう水は、買ってきたか?」←父
「まあね」
実は、水なんかは数本しかない。
息子がどうやって大量の水を持って逃げるんだって言うので それもそうだと思って買わなかったのだ。
きわめつきは、母が
「ちゃんとズボン下をはいて寝ているんでしょう?」
(いくら私が色気のない生活をしているからといって・・ズボンシタはないだろう!?)
「あの~ネマキ」
「そんな格好では、逃げる時どうするの?」
「はい」
「少し今の事態を深刻に考えなさい」
「はい」
考えたら唯一 親が心配してくれているのだが
母の心配性は、年々拍車がかかってきているような気がする。
どうやら ぼやっとしているような私も心配の種のようだ。


寝床から犬のくうが上目遣いに私を見るが
もう すっかり目が覚めてしまった。
今日は、一日雨
散歩はいかれない。
掃除だなって思う。
しかし くうは、掃除機の音を急にこわがるようになった。
地震があってから特にひどい。
しかも サイレン、物音に敏感に反応する。
(もしや犬のPTSDかも。飼い主様はいたって元気なのだが・・)


   木製パレット屋のつぶやき

散歩

2011-03-18 10:59:44 | Weblog
停電のため会社に一人だけ留守番をおいて帰宅
せっかくだから犬と散歩
人っ子一人いませんでした。





スーパーは、開店前から長蛇の列(米やパン水かな)
ガソリンスタンドも同じ(17:30の開店に朝早くから並んでいる『20リットル150台』)
放射線がこわくて沖縄 北海道に退避した方々もいらっしゃる。




なるようになるだろうってぶらぶら散歩
  


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計画停電

2011-03-17 10:49:11 | Weblog
13日の夜 電力不足から翌日朝6:20から地域をくぎって順番に停電になることが発表された。
これを輪番停電というのだと その時知りました。
順番は、当日の朝確定をするということだった。
くわしいことは、電力会社のホームページに掲載されますと さかんにいうのだが
はたして どれだけの人々が見れるのだろうかと思ってしまった。
住んでいる区役所の放送は、あった。しかし 窓を開けても聞えない。
初日は、どういうわけか停電は、見送りになった。(ニュースで知る)
区役所に問い合わせると
「こちらには、電力会社から連絡はありませんので、停電は予定通りです」
さらに その時間が近づいたらアイロンのスイッチを切るようにとか はっきりしない音声がぼわんぼわんと響いていました。
やはり停電は、なかった。
二日目、朝と夜の停電予定だったが、なかった。
三日目、停電になることもならないこともあるという内容で放送があった。
たかをくくっていたら 皿を洗っている最中にいきなり暗くなった。
当然 お湯は出なくなる。
子供の頃は、しょっちゅう停電なんてあったので別に驚きはしない。
闇と静けさが訪れた。
したくがしてあった夕飯を食べて片付けは明るくなってからすることにした。

ロウソクのもとでの食事

好奇心旺盛なもので外を散歩。
意外なことに信号機も止まり 外は暗いはずだったが月明かりで家の中より明るい




なにもすることがなく ラジオを聴きながら寝転がっていたら
天皇陛下のお言葉がながれてきた。
慈愛に満ち溢れたお声を聞きながら しみじみ日本人であることを意識した。
どういうわけか 経験したこともない終戦の日を思った。
しばらく 計画の中での突然の停電を受け入れなければいけません。
それなりに楽しいと思って過ごしたい。


電気がまぶしく突然 点いた。
ほんの少しの不自由で電気のありがたみを知ったかな!



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ガソリン渋滞

2011-03-16 13:06:52 | Weblog
帰宅難民を救うために各家庭でいっせいにクルマのお迎えが始まった時 道は、すごい渋滞だった。
一息ついても渋滞が終わらない。
なんと、今度はガソリンを求めて並んでいる渋滞だ。
気の遠くなるほどの長い長い列です。
当然、何時間も並んで入れられない車もでてきます。
一台20リットル限定、 近所のガソリンスタンドは、せいぜい500台ぐらいでおわりだそうです。
翌日閉店しているのだが、列の後方は、わからなくて(見えないからだろう)並んでいる。
私は、ただでさえ残り少ない燃料で並ぶことは考えられなくて 歩きか自転車に変更してしまった。
帽子にサングラス、マスク 花粉が落ちやすいつるつるの上着
どうみても怪しいいでたちだ。

パレット納品のクルマは、朝8時前に出て通常40分もあれば混んでいても着くところが4時間経過してもつかない。
そんな連絡があったようだ。

ドライバーが一人だった場合、トイレ 食事が思うようにいかなくて どんなにかしんどいだろうって気の毒に思う。

それにしても北海道からのトレーラーがいつ着くのか皆目検討もつかない現状す。



からみついて破壊していく根



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無題

2011-03-15 16:38:16 | Weblog
めったに泣かないのだが 不覚にもテレビをみていて涙がとまらず困った。
このたびの地震の被災地を取材していた記者に
青いビニールシートを持った男性が
これから親の亡骸をこれにくるむのだと話していた
ほどなく包まれて 行きがかりじょう 記者の方は、荷台に積み込むのを手伝っていました。
それが 全てたんたんと行われた。
人は、あまりに悲しみが深いと顔が能面のようになってしまう。
それがせつない。





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