黒、白、灰色

「同じ業界でどうして足のひっぱりあいをするんだろう？」
素朴な疑問が発せられました。
　この問い　異業種でも何かの会合時に　「少なくともここにお集まりの会員の方達とは価格を上げましょうと決めたのに　あるところは不当に価格を下げて　こんなものなら　協会なんてつくる必要がないと思った。そして　退会したいと思った。しかし　頂点におしあげられてここに立っています」というスピーチを聞いていて胸が苦しくなりました。それと　同じ感覚がまたもやこみあげて　しかも　問いに答えを返さなければいけない状況で　言葉につまった。　
「価格の競り合いをすると　最後は皆　困るのだけれど　知っているのだけれど　ぎりぎり　相手の様子を伺いながら　しかたがなくせざるを得ないというのが本音でしょう。極端な話、負けたら　食べていけないということにもなりかねないからでしょうね。平等に分けて食べるのも大事、究極は　その間で悩みながら生きる、仕事をするという事かな？」
だんだんわかったのは　白か黒いがいに　グレーがあるということです。
「相手からすると同じことを思っているかもしれないし　お互い様もなきにしもあらず　むずかしい」
なかなかうまい答えはみつからなかった。

清濁飲みほして人になるのかな。わからない。

強風

木の葉やゴミが空からばらばらと落ちてくるので　何かと思ったら、川辺で小さな竜巻がおきて生き物のように走りぬけました。
　週末　外が茶色に染まり風が家を揺らすかのように吹き付けるため　ふと竜巻を想像して　ぞっとしてしまいました。そのくせ　とった行動は雨戸を閉めたことなので　これ竜巻だったらあまり意味がないようなことに思われて　一人で笑っていました。今年の春一番は早かったようです。
　風にまつわることで　すぐ脳裏をよぎるのは、小学校低学年の頃。　春の終わりぐらいでしょうか　『やませ』が吹くのです。その風のうなり声におびえて　登校途中　自治会の看板の後ろに隠れて　怖い怖いと言っていましたが　屋根もない看板の後ろでは　あまり意味がないですよね。

　いくつになっても風のうなり声だけは好きになれません。　

2/25

昨日は　忙しかった。じっくり　ものごとを考える暇がないほどでした。
　そんな　夕方　ファックスとプリンターを一台にしたらどうですか？という　営業の方がいらっしゃったのだけれど　思わずこんな時に！と心で舌打ち。実は　何をかくそう私も人って　ばたばたしている時だとよく考えないで　モノゴトを決めるかなって思ったことがありますけれど　もしかしたら　逆かもしれないですね。
　ほとほと疲れ果てての家路
夕飯の支度に40分　食べて30分　かたづけて30分。億劫になったので　外食に決定。たまには　いいよね。つい　すべて時間を計算してしまう。洗濯物をたたんで30分。風呂を洗ってわかして入浴して1時間30分。暇ができたら　ごろ寝30分。そんなわけで貴重な休日は　誰にもじゃまされたくないって思います。
　ファックスとプリンターを一台にまとめる件　ようく考えてみよう。

満月

月明かりに　黒く浮き上がった桜の幹や　新芽が吹き出した夏つばき　それらが皆ゆるゆるとした風に身をゆだねてぼんやり。　私は、まだやめられない煙草を深夜に庭ですっていました。どうやら　満月のようでした。なにぶん乱視のはいった目でみるものですから　ゆがんで見えます。二重に見えたり　押しつぶしたように見えたり　お月様いがいは　まともに見えているような気がするのですが　あやしいものです。写真にとっても　ゆがんで見えるのだろうか？
　明るい夜でした。

＊写真・・桜の枝越しに見た月

梅の尖兵

おそるおそる梅の蕾がほころんだ。
「梅が咲くときは尖兵が偵察にくるんだよ」
「知らなかった」
「来た　来た」
今朝　発見！
どんなふうに報告しているんだろう？