婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

故郷の桜

2008-04-30 11:57:36 | Weblog
『つくった』と携帯に一言メールが届きました。
最初は 誰かしら?何のことかしら?と思いましたが、憶測するに父以外考えられないので 電話をしてみたら 案の定そうでした。携帯でのアドレスを四苦八苦のすえ やっと設定したのだそうです。はじめのうちは 短くたどたどしい文章。
 今朝 なんとメールに写真を添付して 満開の故郷の桜。
めざましい成長ぶりです。写真が欠けた部分をみて つるつるの父の頭部を思い出し 不謹慎にも笑ってしまいました。どうやら日課のウォーキングの途中らしく青いジャージ姿で小さく写っているのは母のようです。
 年寄りだから できないだろうと 考えていましたが・・
 そういえば CPでメールを ずいぶん早い時期に送ってきて そこからのろのろ覚えたのは私だったと思いおこし 『明日死ぬとしても物事をはじめるのに遅いという事は無い』という言葉を思い出しました。

川鵜

2008-04-29 15:39:09 | Weblog
天気のいい日は、多摩川の案山子がとってもスマートですてきに見えます。たぶんズボンがひらひらしないからでしょう。ついに 双眼鏡をもちだして毎日眺めています。
「どうして あんな所に案山子をたてておくのかしら?」と帰宅時 がやがや話していたら 近所のおじさんが
「鵜をおいはらうためさ」と教えてくれました。
そう川鵜を撃退するためのものだったのです。
鮎の稚魚を放流すると 川鵜が大群でおしよせて 飲み込んでしまうからなのだそうです。人がいると来ない だから 案山子になったのだそうです。
物事を推し進めるのに 環境や生態などほとんど考えずに 開発をするので 気がつくとじわじわ何かが壊れていくのでしょう。
生きるには食べなければいけないので 川鵜も必死です。
そのうち決死隊に案山子がたおされるか 無抵抗を見破られて無視されるのかもしれません。
なんだか複雑な気分です。
陽気がよくて浮かれていたのにシュンとなってしまいました。

通話料が安くなります

2008-04-28 16:51:39 | Weblog
「通話料金が安くなります」という電話の営業がひじょうに多い。
NTT東日本の名をとても巧妙に会話におりまぜて お話しなさいます。まあ 電話の件は 全てお断りなのですが それを突破して 会社までたどりついた代理店?の方がいらっしゃいます。
「NTT東日本の通話料 基本料が安くなります。その件で書類をいただきに伺います。」
 本日、午前10時半 時間まで決まっていたのですが いっこうにみえない 
なんと午後3時悪びれる様子もなく
「いろいろ他もあって 回っていたらこんな時間になったのです」
電話番号 領収書全て提出させられて どうやらNTT東日本の代理店でもない様子 一方的にぺらぺらとまくしたてて 『説明は聞いた』『NTTをかたってない』この二つの書類に社印と印鑑を求められたので 
「ではよく考えて後日連絡しましょう」
「えっ? 説明が悪かったんですかね?」
なんと また 同じことを意に介するふうでもなく話はじめたものですから 
「お話はわかりました。しかし よく考えて後日連絡します」と申し上げましたら媚びた作り笑いが口元から消え、肩が前後上下に揺れ始め 目が上目づかいになり
「どういうことっすかねぇ~」
いわゆる豹変したのです。
「ゆっくり考えます」
「ただ この契約書に判を押せば なんの工事もいらないし 基本料 通話料が安くなるんっすよ」
「わかりました。とにかく即答はできません」
方法の体で おひきとり願いました。
その場に居合わせたわけではない事務員はすっかりおびえていました。
まったく それにしても NTT東日本も 手をこまねいていないで 代理店や いろんなケースについて もっと解りやすく説明するべきです。この頃 どれが真実でどれが真実ではないかが わかりにくくなっています。
お年寄りが 簡単にいろんなことに騙されて お金をとられる所以が なんとなくわかります。
『初め優しく 中早口で 次に即決 最後にすごむ』

相変わらず 電話での電話関係の営業が多い日でした。

 



案山子

2008-04-25 14:12:22 | Weblog
雨の日も風の日も毎日川面にむかって じっと釣り糸をたらしている人がいました。遠くかすかにしか見えないので実体は、はっきりわかりません。
 社内では だんだん気味が悪いとか気持ちが悪いとか その話しでもちきりです。風の強い時などは ズボンらしきものがはためきます。
 「あそこに見えるのは何に見えますか?」
 「人のようにも見えるけれど 木のかたまりかな?」
 「えーーっ!人に見えませんか?」
しかたがないのでメガネをかけて見たのだけれど 考えてみれば ただのメガネで望遠鏡でもなんでもないので 細部がわかるわけではありません。いつもながらの間抜けぶり。
誰かが近くまで見にいけばいいのだけれど なかなか腰が重いようで・・。毎日 憶測の話だけが続きました。
 「しようがないなぁ~」
 どれどれと行ってきました。
 「なぁんだ 案山子だ」
ふきだしてしまいました。
ふ は は は は
青いキャップに茶のジャンバー 足がないからグレーのズボンがひらひらと しっかり釣竿を持って いましたよ。
久しぶりに川の中に手を入れて なんだかうれしくてもっと笑いたくなりました。


木木なんでもやります

2008-04-24 13:22:39 | Weblog
近頃 作業台とかテーブル、木箱の注文がちらほら目立ちます。
 実は、何を隠そうパレットを打ち立てている所は もともとが家具を作っていたので お安いご用なんです。ただ工賃がパレットの打ちたて代ぐらいに考えている節があって 営業の担当者にも言うのですが それじゃ いくらなんでも 「お気の毒でしょう」と思うのです。それに 量産品と比較されてもどうかと思う。工場の端の方で 黙々と たぶん どこかの量販店の内装の家具などをつくっているのを見ると 胸が痛みます。そして目がふわふわと遠いかなたを見るわけです。
 日本は 安かろう悪かろう(悪いはよけい)で どんどん発展してきた国ですので優秀な職人が どんどん端に追いやられ よって技術もすたれてきていますので、なんだか片棒を担いでいるようで直視できません。うーん どうなるんだろう?
 芸術、スポーツ、あらゆる分野で秀でた者には、特別に国から褒美をとらせよう
 生活のことは憂慮せず 日々精進し 一途に邁進すろように!
ということになればいいんですがね。

『毎度ありがとうございます。こちら木製パレット屋です。もくもくと木に付随することなんでもやります。どうぞ気軽にお声をかけてください。』
これがいけないのかも!