どうしても銀行へ行かざるを得なくてマスクをしなければ嫌がられるだろうなって貴重なマスクをつけた。
殊勝な心掛けです。
しかし ひどい花粉症でくしゃみと鼻水がずるずるなのだから他人から見たら疑わしい人物だ。
そこで、マスクを汚さないようにティッシュペーパーを折りたたんで内側にしのばせた。
なんていい考えなんだろうって有頂天。
ところが道を歩いていて ズッズッズッーなんてやっていたら ぴたっとティッシュが鼻と口に張り付いた。
ウッウッって息ができなくなって 死にそうになった。
あれっ！？くくくるしい。
はずせばいいのに ジタバタ。
濡れたティッシュペーパーを顔に張り付けると死んじゃうんだよね。
あわてて鼻より下にずらしたのだけれど笑いがとまらなくて困ってしまった。
だって澄まして歩いていたんだよ！
どうもいつもマンガみたいなことばかりやっていておそまつだ。
帰り、しかたがないのでドラッグストアによってマスクを買おうとしたら マスクが無くて今さらながら驚いた。
実は、一枚ぐらいは買えるだろうってたかをくくっていた。
それが「お店の開店前からお客様が並んですぐに売り切れてしまいます」ということだった。
マスク売り場には、マスクの作り方を描いたものがぶらさがっていたが
えーーーだった。
写真を撮ってくればよかったな。
たぶんペーパーハンドタオルだと思うが それに耳にかける部分をホッチキスでとめた美しくないものだった。
まるで私が考案したらこうなるだろうっていうような安易なものだった。
しばし たたずんで笑ってしまった。
売り場の棚には、
マスクも
除菌剤の類も
薄い手袋も
単なるウェットティッシュもなかった。
なにをやったって 運不運だからダメだぞうぅって思うんだけれど・・。
もっとも除菌に縁のない私は、買わないからいいのですが
クレゾールは、結構ありましたよ。
ドラッグストア自体が久しぶりだから とても興味津々だった。
さて、楽しんだ後に私の買ったものはタマゴだった。
木製パレット屋の婆さんはタマゴを片手に意気揚々と帰社した