5/10 お葬式
友の家まで何度も乗り換えをして一時間半はゆうにかかる。
乗り換え時間を少なく 使ったことがない南武線の各駅で行ってみることにした。
お供の本は、読み終わったものだが『60歳だからなんなの』まだまだやりたいことがある。
このあらすじというか あまりに大雑把な説明で恐縮だが簡単に言えば・・
ご自分の母親の介護から次々にとびこんでくる未知の事柄(介護保険、在宅介護、介護施設の現場)
それら身を持って体験したこと これからやりたいことなどを書いた本かな?
字が大きくてそのうえバックに入るので便利だった。
家族葬だったからか 葬式は、予定より30分も前に行われていた。
指定の時間より15分早く着いたのでセーフ。
住職は、あがり症なのかつっかえつっかえのお経だった。
引導もしかり
大きな線香を回すのだが、木魚にあたったり ドジばかり。
普段ならふきだすのだが この素人っぽいところが泣けてしかたがない。
いったん 涙があふれだすとしゃくりあげて泣きたくなって困ってしまった。
「ねえ 見てる。笑ってるんじゃない?魂が浮遊するっていうけれどホント?ちょっと 蝋燭の火でも揺らしてみてよ!」
心の中で言いながら 懸命にこらえるのだが体が波打つ。
60歳過ぎて人前で大泣きするとみっともないよね。
げんじつだぁ げんじつだぁ げんじつだぁとお経が聞こえてくる。
しばらく私の魂が浮遊しそうだよって思ってしまう。
木製パレット屋のつぶやき