活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

保安院トップら3人組の大罪

2011-04-08 19:04:54 | Weblog
かねてから原発の震災時における電源喪失の危険性を警告していたのは共産党の吉井衆院議員である。東電福島第一原発の事故拡大を招いたのは、吉井が指摘したとおりの電源喪失によるものだった。

4月6日の衆院委員会で吉井がこの問題を取り上げ質問したところ、寺坂原子力安全保安院長、鈴木前原子力安全委員長、斑目原子力安全委員長の3人組が「認識が甘かった」と陳謝したという。陳謝して済む問題ではない。

寺坂、鈴木は吉井が06年に同じ衆院委員会で電源喪失を指摘した際、「ありえないこと」と何の根拠もなく、胸を張って答弁していたからだ。

また、斑目は07年中部電力浜岡原発訴訟の中電側証人として出廷。電源喪失を問われたとき「割り切りだ」と、原告側を小馬鹿にするように暴言を吐いたことで広く知られている。

原発について、この程度の認識しか持たない3人組が政・財・官・業と癒着。原発推進の旗振り役を演じてきた。共産党議員の質問にも、いい加減な答弁でごまかしてきた。

インチキ学者と天下り官僚3人組の「税金ドロボー」が、わが国を未曾有の大災害へと導いたことへの責任を感じている様子はまったくない。高額の報酬を得て、ろくな仕事をしなかった3人組。徹底した責任追及をしないかぎり、世間の批判は収まることはない。