3月11日発生の東京電力福島第1原発の事故はいっこうに収まる気配がない。原子炉の汚染水が海へ流出し、漏れている場所も確定できない深刻な状況が続いている。
そんな中、東電が3月末に国に提出した電力の供給計画書によれば、福島第1原発敷地内に7号機、8号機の2機を増設することが書かれていたという。これほど地元住民や福島県民、さらには国民の感情を逆撫でするものは他にない。
3月末といえば、高濃度の放射性汚染水が建屋外に漏れ出し、対策にお手上げの頃だった。たまりかねた勝俣会長が廃炉の方針を口にした時期でもあった。
すでに収拾のつかない状況のときに、あえて原発2機増設の計画を提出したことは、なんらかの下心があったはずである。大災害を起こしたことを反省し、増設計画を取り下げなかったことに恣意的なものさえ感じる。
東電が国の出方をうかがうような、傲慢な態度には国との癒着が思い浮かぶ。国は東電がどういうつもりで、増設計画を出したのかきびしく追及し、国民に明らかにする必要がある。
そんな中、東電が3月末に国に提出した電力の供給計画書によれば、福島第1原発敷地内に7号機、8号機の2機を増設することが書かれていたという。これほど地元住民や福島県民、さらには国民の感情を逆撫でするものは他にない。
3月末といえば、高濃度の放射性汚染水が建屋外に漏れ出し、対策にお手上げの頃だった。たまりかねた勝俣会長が廃炉の方針を口にした時期でもあった。
すでに収拾のつかない状況のときに、あえて原発2機増設の計画を提出したことは、なんらかの下心があったはずである。大災害を起こしたことを反省し、増設計画を取り下げなかったことに恣意的なものさえ感じる。
東電が国の出方をうかがうような、傲慢な態度には国との癒着が思い浮かぶ。国は東電がどういうつもりで、増設計画を出したのかきびしく追及し、国民に明らかにする必要がある。