活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

破れかぶれ麻生の日教組批判

2009-02-25 23:11:24 | Weblog
国民から見放され、沈没寸前の麻生首相が青森市で講演した。「日教組と断固戦う。それが自民党だ」と述べたという。

どうやら教科書の記述で、家族とペットの関係が気に入らなくて、それを変えさせたという。なんとも不可解な発言である。

野党転落がほぼ確実となった自民党は、日教組を攻撃することで政権浮揚を図ることに転じたらしい。

昨年、日教組を批判する議員連盟も誕生したとのことである。どうせ次の衆院選で苦戦視される守旧派自民党議員たちが、なりふりかまわず日教組に矛先を向け、民主党批判をしたいこと見え見えである。

昨年秋、麻生政権発足後「日教組の強いところは学力が低い」、「日本は単一民族」と発言し、野党から批判を浴び就任後わずか5日で辞任した、中山元国交相が連盟の顧問をしているというから、なにおかいわんやである。

そしてこんかいの麻生発言で注目すべきは「教科書の中身を変えさせた」というから穏やかな話ではない。政府自民党の圧力で、教科書が改ざんされていることがこの発言で裏づけられた。

議員連盟のメンバーは詳しく知らないが、非民主的な戦前回帰派ばかりが揃っていること疑いようがない。

これだけえげつないことをする自民党であるから、昨年2月の教研全体集会が、会場のプリンスホテル新高輪に、使用を拒否されたことと無関係とはいえまい。

ホテル側は街宣活動により、周辺住民の安全を図れないと盛んに説明していたが、「真っ赤なウソ」でもっともらしく取り繕っていた。多分、これら議員グループの横槍があったことの確率はかぎりなく高い。

日教組批判を繰り返す、麻生首相をはじめとする議員グループたちは、集会の自由まで奪うつもりだから、こんごの動きには細心の注意が必要だ。