活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

人生「苦あれば楽あり」だ

2009-02-06 22:06:39 | Weblog
日本綜合地所破綻 内定取り消し学生、心中は複雑(朝日新聞) - goo ニュース

50人以上採用した学生を、全員内定取り消しした、日本綜合地所が資金繰り難で、事実上倒産した。

東証一部上場企業といえども、不祥事が大きく世間に報じられると、一気に信用を失い、経営破たんする典型的事例である。

破たん理由は、拡大路線が裏目に出たとあるが、一昨年秋から、米サブプライムローン問題に端を発した景気減速に、警戒感を持たずに漫然と過ごした経営陣の責任によるものである。

内定取り消しを受けた学生たちには、全員100万円の補償金が支払われたというが、「誠意を感じた」「まったく誠意がない」と思いはさまざまであろう。ただ、はっきり言える事は「就職しなくて助かった」が本音のはずだ。

いままだ就職活動している学生も多いと聞くが、ここは心機一転、環境に厳しいものがあるが、希望を捨てずに、ぜひ再挑戦して欲しい。

補償金さえ払わずに、一方的に内定を取り消す企業や、求人広告を出しながら、放っておいたり、面接してもいっこうに採否の通知をしなかったりと、応募者の気持ちを踏みにじる企業もたくさんあるという。

こんかい最初に提示した42万円から100万円に補償金を上積みして、解決を図ったことには一定の理解はできる。会社側としては、精一杯だったかもしれない。

学生たちは「いい勉強ができた」と思うしかない。そして、新天地で活躍することだ。