「田母神感想文」を読みましたが、各紙(毎日、朝日、読売、日経)で伝えられたように、既に公表されている書籍等の都合の良い箇所だけをつまみ食いした内容でした。
田母神は、「言論の自由」を声高々に咆哮していました。
「言論の自由」は、現憲法第21条に規定されています。
現憲法に主張することの正当性を求め、第9条に反する「感想文」を公表しました。
つまり、現憲法の都合の良いところだけを咆哮し、他は否定(無視)する「感想文」と同じ構造です。
大日本帝国憲法第29条では、「日本臣民ハ法律ノ範圍内ニ於テ言論著作印行集會及結社ノ自由ヲ有ス」と規定され、不敬罪・出版法・新聞紙法・治安警察法・治安維持法などが言論の自由に優先されるなか、『尊皇討奸』のスローガンを掲げ、命を賭した青年将校の意気を思えば、田母神の生き様はなんと無様なのでしょう。
田母神感想文を巡って、文民統制について話題になっていますが、文民統制(civilian control of the military)は、よい暴力と悪い暴力を区別する手段で、暴力を否定した思想ではないことをメモしておきます。
自衛隊は、憲法第9条に違反しているとの国民の視線があるなか、営々と国民の理解を得ようと努力を積み重ねてきましたが、田母神感想文がその努力を一瞬にして水泡に帰したといえます。
田母神は、「言論の自由」を声高々に咆哮していました。
「言論の自由」は、現憲法第21条に規定されています。
現憲法に主張することの正当性を求め、第9条に反する「感想文」を公表しました。
つまり、現憲法の都合の良いところだけを咆哮し、他は否定(無視)する「感想文」と同じ構造です。
大日本帝国憲法第29条では、「日本臣民ハ法律ノ範圍内ニ於テ言論著作印行集會及結社ノ自由ヲ有ス」と規定され、不敬罪・出版法・新聞紙法・治安警察法・治安維持法などが言論の自由に優先されるなか、『尊皇討奸』のスローガンを掲げ、命を賭した青年将校の意気を思えば、田母神の生き様はなんと無様なのでしょう。
田母神感想文を巡って、文民統制について話題になっていますが、文民統制(civilian control of the military)は、よい暴力と悪い暴力を区別する手段で、暴力を否定した思想ではないことをメモしておきます。
自衛隊は、憲法第9条に違反しているとの国民の視線があるなか、営々と国民の理解を得ようと努力を積み重ねてきましたが、田母神感想文がその努力を一瞬にして水泡に帰したといえます。