Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

田母神航空幕僚長更迭 その2

2008-11-05 06:37:21 | 憲法・非戦・平和
先に、田母神論文は「思想も哲学もなくただ我田引水の妄想」と書きました。
当ブログがリンクしています晴走雨読さんは『オリジナルな主張が全くありません。「正論」「諸君!」で繰り返し主張されてきた事』とコメントを寄せてくれました。

通常、論文は独自な理論・主張(思想・哲学)を展開するために研究分析、調査などにより正当性を検証し、反対意見、第三者の視点への考察を経て、結論を導きますが、この要旨を読む限り、分析、考察、結論への洞察がありません。

市井人に見透かされる質ですが、マスコミに突っ込まれていました。

田母神氏が会見、「政府見解は検証されるべきだ」(08.11.04朝日)より抜粋

論文は本や雑誌の引用がほとんどで独自の研究とは言い難いとの指摘には「書かれたものを読んで意見をまとめた。現職なので歴史そのものを深く分析する時間はとれない」

また、次のようにも述べています。

「誤っているとは思わない。政府見解は検証されてしかるべきだ」と主張した。

分析も考察もなされていない「意見」が「正しい」とし、政府見解に物申すとは、軽佻浮薄な妄想そのものです。



将兵はいざ知らず、5万人の航空自衛隊の幕僚長としては、戦略、戦術以前のあきれる質を露呈し、国家にとって危険です。