Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

小樽 街・食・藝 その2

2008-11-23 07:17:23 | 極私的黒春グラフティ
小樽駅から運河へ

小樽文学館・美術館に寄りました。


文学館は「小樽ちまちま文豪展」、美術館は「小樽風景 個性の響き」の企画展を開催していました。

美術館の「小樽風景 個性の響き」を見ましたが、「暗い」がどうしても絵の具の「汚い」に見えます。
これだけの作品があれば、何点かはカメラに収めようと思うのですが、一枚もありませんでした。

企画展の隅のコーナーにブロンズ像がありました。
出来あがりつつある木彫りの熊でなく、木塊であればもっとイメージが膨らんだと思います。
タイトルと同様、説明しすぎています。

「熊を彫る老人」中野五一

小樽文学館の企画展は素通りし、常設展を見ました。

小熊秀雄賞は、2007年をもって終了すると発表されたところ『小熊秀雄賞市民実行委員会』が立ち上がり、危機を脱しました。
彼女共々、「カッコイイ!」と発しました。

小熊秀雄コーナーより

1950年、D・H・ローレンスの『チャタレイ夫人の恋人』がわいせつ文書に当るとして摘発を受け、1957年、最高裁で有罪となりました。
この紙片から始まったのでしょう。

伊藤整コーナーより

戦旗社版の『蟹工船』初版です。
初見です。

小林多喜二コーナーより

小林多喜二が銀行員として勤めていた旧拓銀小樽支店の建物です。
現在はホテルとなっており、残念ながら工事中でした。

ホテル ヴィブラントオタル(旧拓銀小樽支店)