Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

なんとなく

2008-11-16 06:58:08 | 未分類
ちょっと一服

麻生首相ついでに

9月24日の閣僚名簿発表時に「明らかに、なんとなく……」と言い、えっと思いました。
矛盾する言葉を連ねる意図がわかりませんでした。

記者も気付いていたようです。

「なんとなく」言っちゃう…麻生首相の口癖、逃げ口上?(08.10.15朝日)より抜粋。

今月7日。ノーベル物理学賞の受賞者2人との電話では「なんとなく」を連発。京都産業大教授の益川敏英さんとの会話では――。
 「なんてえの、ますますこういったなんてえの、素粒子の理論とか……」「なんとなく、なんとなく、勉強とか、なんとなく物理とか、なんとなく難しく考えないで、なんか夢を持ったり……」
 高エネルギー加速器研究機構名誉教授の小林誠さんに対してもこんな調子だった。
 「なんとなく若い人がちょっと夢がないような話が多いんですけれども、なんとなくこういった地道な研究を頂いた方がノーベル賞なんていうものになりますと、地道に研究した成果がなんとなく努力が実ったみたいな感じがして……」
 それぞれわずか2分程度の会話に、合わせて11回も「なんとなく」を使った。

要するに、パフォーマンスが先行するため、場当たり的な会話時に「はんざつ」否失礼「頻発」するようです。

麻生首相は、明らかになんとなくレームダック(lame duck)の領域に、明確になんとなく入ったと、確かになんとなく考えます。



今日の朝刊(08.11.16朝日)に、ドイツで資本論がブームとなっており、約30の大学で輪読会が始まった、日本で蟹工船がブームとなったことと同じ感じだ。との記事がありました。
この金融危機を、思想で認識するのか文藝で感覚するのか、単なる国民性なのでしょうか。

似非前衛が、蟹工船のブームに嬉々としている様は前衛の似非そのものです。