書道家Syuunの忘れ物

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オオカミ少年2009の鳩山政権とNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」

2010-01-04 12:08:20 | 日記

オオカミ少年2009の鳩山政権とNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」


昨年12月になって、プロジェクトJAPAN スペシャルドラマ「坂の上の雲」を見ていたら毎回何やら嫌な気分になった。
元々司馬遼太郎の「坂の上の雲」という小説は、日本が敗戦後「負け犬」状態でうちひしがれている時に、こんな時代もあったと元気を出させ自負心を回復させるものとしてみていた。
分かりやすく言えば、真実の「頑張った史観」なのである。
韓国のように元々独立戦争を戦ったわけでもなく、李朝という「いわば世界が中世期の頃に、古代国家として発生したインカ帝国に近い存在」を打破して自ら近代化をなしたわけではない。
「日本植民地時代に朝鮮が年平均で3・7%の経済成長を遂げたことが韓国人研究者の実証研究でわかっており、もはや隠すべくもない。」(【正論】筑波大学大学院教授・古田博司 国家の正統性確立に苦しむ韓国
そんな国であると「頑張った史観」は全て捏造になる、よって朝鮮半島に圧政を布いて朝鮮民族を苦しめた李朝を夢のような政権と書いてしまう。
一方、日本は「坂の上の雲」で見られるとおり明治維新という革命後、国を興して日清、日露戦争を勝ち抜いた。
ところが、NHK版「坂の上の雲」第1部を見る限りこの事実を快く思わない人達が、スペシャルドラマ「坂の上の雲」の制作過程にいたと思われてならない。
なぜなら、英雄となるべき主人公の中心となっている秋山真之は、わざと弱虫で普通の凡人な人物に描かれ、秋山好古は単なる酒飲みの頭も酒浸りの軍人なのである。
一方、日清日露戦争では何の役に立たなかった「頑張った史観」に関係のない正岡子規。
小説「坂の上の雲」ではその部分は「必要ない」と飛ばして読んでいる人達もいる蛇足の部分。この役に立たない部分を強調するというのは、原作意図真実の「頑張った史観」を目立たないように意図している。
しかも、正岡子規が一言も小説の中で発していない文人として反戦気分をNHKの言葉として創作。そして、反論をさせぬように、その映像と反対な当時の雰囲気を簡単なナレーションと写真で説明する。
そうして、実際視聴者に残るのは子規の反戦気分で、ナレーション事柄は残らないというのは高度なプロパガンダ手法である。
結局NHK版の「坂の上の雲」の意図というのは、日本の真実の「頑張った史観」の否定という日本人の感覚からしてあり得ない展開である。
そのうえ見え隠れするのは反米、親特亜、ロシアという一昔前、いや1960年代の戦後民主主義どころか新左翼の思想である。
正に、このNHK版「坂の上の雲」は、見た目は日本人でも中身は外国人の人物が制作したとして思えない。
そして、不思議なことにいやらしい隠れ反米。
プロジェクトJAPANという、反日放送の真骨頂と言えるのだろう。

そうして、諸外国に対する認識、反米、親特定(中国・朝鮮)アジア、ロシアというのは、今の鳩山政権の政治姿勢と一致するというのは不思議なものである。
「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題はあてもなく迷走」、「海上自衛隊のインド洋補給支援活動」の中止を見れば、誰が見ても鳩山政権というのは反米であると認識する。
一方、小沢幹事長の中国朝貢外交や外国人参政権を韓国と約束してくるなど、親特定アジア(特亜)に傾倒していると言う事も明らかである。

そうして今の鳩山政権のやることなすことというのは、聖徳太子からの伝統である中国を宗主国としないことを否定し、明治思想の一つである「独立自尊」(福沢諭吉)をも否定する。
「坂の上の雲」で描かれる日本は、その「独立自尊」でもあるのにNHKと同じように鳩山民主党もそれを否定する。

しかし、2010年という新年になって思うことは、鳩山首相の言うとこは誰も信用しないと言う事に決まった事ではないか。
普通民間企業に勤め、色々思わせることは「一端言ってしまったことは、決して戻らない」。
そして、言ったことは必ず守ると言う事である。
だから、守れない、約束、実行できない事は「言ってはいけない」のであって、軽々というと信用されなくなって企業人として使い物にならなくなる。
要するに、「オオカミ少年」というのは、実業では役に立たない。

そんな役に立たない人物が鳩山首相と言う事で、もう国民は諦めてしまった感が強い。
世界中から信用されなくなった首相というのは、それなりに使いようもある。
しかし、これが内弁慶で国連という先生に、誉められたいことを何とかしたいマザコン願望を代償として国民に強く求めるというのは困りものである。
但し、既に国民からも見放されて、国民も鳩山総理の言う事に対して首を縦に振らない。

あとは辞任しかないが、辞任したら「錦の印籠」を放棄したようなもので、「オオカミ少年」がオオカミに本当に食べられてしまう事になるのである。

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