"四季折々 この一枚″

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「京」の夏模様 6

2012年08月30日 10時48分17秒 | 紀行

「京の夏模様」と言いながら、またまた、お寺で恐縮です。

こちらは、浄土宗総本山・知恩院。

「青蓮院門跡」の南側に位置します。開基(創立者)は法然上人。

残暑のきびしい日でしたが、少年たちが三門からつづく急な石段を
元気に駆け足で登っていました。

去年、法然上人800年大遠忌を迎えた知恩院は、御影堂(みえいどう)を
大修理することになり、今年はじめから、その作業が始まっていました。

御影堂は本尊の法然上人を祀る本堂で、寛永16年(1636)、
徳川家光によって再建されました。
国宝です。

大修理には8年の歳月がかかるそうです。

大晦日の「除夜の鐘」でおなじみの大鐘楼です。

梵鐘の重さは70t、高さ3.3m、外径2.8m、
同じ東山の方広寺、奈良の東大寺と並んで、日本三大梵鐘の一つといわれています。
国の重要文化財です。

静かな木立の中にひっそりと立つ大鐘楼を見ていると、しばし、
京都の暑さも忘れさせてくれます。

ただ、セミの声だけはやかましく、一瞬、われに返ると、熱中症の心配が頭をよぎりました。


(「京」の夏模様、終わり)

 


「京」の夏模様 5

2012年08月29日 10時40分59秒 | 紀行

粟田口三条坊町にある「青蓮院門跡」です。

門跡とは、皇族か摂関家が門主(住職)を務める特定の寺院を指し、
格式の高いお寺をいいます。

 青蓮院門跡は、天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡の一つで、
ほかには、「三千院」、「妙法院」があります。

境内の拝観は、華頂殿、小御所、宸殿、などを回遊でき、同時に庭園も
見て回ることができます。

今回は、以前から、一度、訪ねてみたいとおもっていたので、良い機会でした。

ここばかりは、残暑のきびしい京都にありながら、しばし、
一服の清涼剤を味わった感じです。

青蓮院門跡は平安時代末期に比叡山から京都に移り、現在に至ります。

江戸時代の天明8年(1788)には、大火によって御所が焼けたとき、後桜町上皇が
ここを仮御所として避難されたことから、「粟田(あわた)御所」ともいわれています。

境内に5本もある大きなクスノキ。

(つづく)


「京」の夏模様 4

2012年08月28日 09時49分48秒 | 紀行

「いもぼう」。伝統の京料理のひとつ。

海老芋と棒鱈を炊き合わせたもので、京野菜の海老芋は里芋の一種です。


江戸時代の中期、平野権太夫という人物が宮様の行幸に従ったとき、九州から
持ち帰った唐芋(とうのいも)を円山で栽培し育てました。

そして、海老芋と棒だらを一緒に炊き上げる工夫を重ね、その技と味を一子相伝で
現代に伝えてきたものと言われています。

円山公園には、現在、「いもぼう平野家本店」と「いもぼう平野家本家」の2軒が
営業しています。

(つづく)


「京」の夏模様 3

2012年08月26日 10時12分11秒 | 画像

太陽が西に沈み、「夜の帳(とばり)」がおりはじめると、
京都の町はさまざまな灯りに浮かび上がります。

京町家からもれ出る光、外国人観光客の夏姿、きれいな灯りの彩り。

千年の古都、京都の町は、真夏の夜へと移ります。

昼間の暑さと夜の人出、歩き疲れた私たちにとって、
あちこちの被写体にまで足を延ばすわけにもいかず、夜の風景に心を残しながら、
ホテルへ引き返しました。(つづく)

「春夏秋冬 まい ブログ75」も更新しています


「京」の夏模様 2

2012年08月25日 10時13分49秒 | 紀行

「東山区白川筋三条下る梅宮町」。
夏の暑い日差しと風に、柳の緑が川面にゆれています。

比叡山の山麓に発した「白川」の流れは、ここから、さらに南へ下り、四条通リの北側で、
鴨川へそそぎます。

この辺り、京都の風情を感じさせる絶好の場所です。

4年前、この地を訪れたときに知り合った「光秀饅頭」を売る「餅寅」(もちとら)さん。
店の裏に明智光秀の首塚があります。

その、お餅やさんが、三軒ほど南に大正時代の古民家を買い取り、手を加えて、
「京町家  貸し切りの宿  白川庵」をはじめたというので案内してもらいました。

建物は京の町家らしい造りで、意外に、しっかりしたたたずまい。

一日一組貸切限定、一泊朝食付き、9人まで宿泊できるそうです。
大勢で泊まる方が割安になるとのことでした。

水遊びをする子どもたちには、ゆるやかな水の流れと柳の緑が
暑さを忘れさせてくれるのかも知れません。

 炎天下、まだ、暑さはきびしいが、見た目は涼しげな「京 白川」の流れです。(つづく)

 


「京」の夏模様 1

2012年08月24日 15時11分54秒 | 紀行

臨済宗南禅寺派大本山の南禅寺です。

三門の高さは22mあるといわれています。
あの石川五右衛門が「絶景かな、絶景かなーー」と言った山門です。

南禅寺の境内は緑も多く、それなりに「涼しさ」を感じますが、市内は、いかにも、暑そうです。

早く、「秋」になってほしいとおもいながら東山付近を回りました。(つづく)


銀座パレード

2012年08月20日 14時47分15秒 | 日記

きょう、午前11時過ぎから、ロンドンオリンピックに出場した日本選手の「凱旋パレード」が
銀座で華やかに繰り広げられました。

約1キロのコースは、人、人、ひと、で埋まり、約50万人の人出とか。
今回のオリンピックに対する日本人の関心の高さを知らされました。

それにしても、選手たちの「若い笑顔」は、見るものを元気付け、勇気付けてくれます。

銀座パレードで、ひと区切りついたので、今回のオリンピックに対する
私の印象に残った場面を書きとめておきます。

女子レスリング、吉田沙保里選手が金メダルを決め瞬間、コーチを腰ぐるまにかけて
投げ飛ばしたシーン。

27人の男女水泳選手全員が、プールサイドに集まって、トレーナーの音頭で
「ワンパ」という掛け声をかけて団結、必勝を誓うシーン。

選手団が成田空港に帰国した際、メダルをとれなかった女子選手に、
出迎えたこどもが、手製のボール紙のメダルを頚にかけてあげたシーン。

印象に残っているのは、この三箇所で「選手の気持ち」、「応援する人の気持ち」が
よく出ていたとおもいました。

ご苦労様でした。

(写真は、いずれも、「MBSテレビ」から転写したものです)


 

 

 


連日の猛暑

2012年08月20日 09時41分40秒 | 画像

猛暑と言うか残暑というか、連日、暑い日がつづいています。

空は、青く、雲は太陽の光をうけて、輝いています。

降り注ぐ太陽の光線がご覧いただけるでしょうか。

このところ、夕方になると雷が鳴り、雨が降ります。そして、少し涼しさを感じます。

一歩、一歩、季節は秋へ、動き出しているのかもしれません。


ロンドン五輪 閉幕

2012年08月13日 11時01分53秒 | 日記


                  ロンドン五輪 閉会式会場 (写真は「毎日jp」 から借用)

「ロンドンオリンピック 2012」も、ようやく、17日間の幕を閉じました。
今回のオリンピックは、結構楽しませてもらった。

それは、日本選手の活躍がいちばんの理由だが、なんせ、地球の裏側、イギリスが
舞台だけに、TVで生放送を見るのは、至難の業。

ところが、朝起きて、テレビをつけると、「朝のワイドショー」が手際よく料理をして、
夜中の競技を次々と紹介してくれる。

まして、日本の選手の活躍が目立ったのだから、見る方としては申し分なし。

テレビの内容も要領よくまとめられ、楽しく見ることができました。
特に、TBSは上手にまとめていました。

テレビも今回の経験を生かせれば、さらに、飛躍することでしょう。

大会の運営も、最初は、審判の判定に問題を感じましたが、終わってみれば、かえって、
「公平」が保たれて、良かったとおもいました。

一部の心ない選手や国のあり方に疑問も感じますが、
全体としては、選手や関係者の努力に拍手を送りたくおもいます。


夏休み

2012年08月10日 11時36分02秒 | 画像

8月7日の立秋を過ぎて、朝方はなんとなく涼しくなってきた感じがします。

夏休みも半ば、小さな子どもさんを抱えた家庭は大変です。

炎天下のターミナルは、どこも、子ども連れでおお賑わい。
大勢の家族連れがJR大阪駅の長いエスカレーターを上がっていました。

目指すのは、最上階の「天空農園」でしょうか、それとも、「映画館」でしょうか。

 


涼を求めて

2012年08月05日 12時08分36秒 | 画像

ロンドンオリンピックも期間の半ばを過ぎました。

残る大きな競技は、マラソン、男女サッカー、でしょうか。

それにしても、柔道は、いろいろ、反省点が多いのでは。
それに比べ、水泳は頑張りました。とくに、女性の活躍は素晴らしいものがあります。

暑さのきびしい今年の夏、オリンピック選手の活躍に、しばし、暑さを忘れて、
テレビの前で声援を送った人たちも多かったのでは。

まだ、少しの期間、日本選手の活躍に声援を送りたいものです。

それにしても、オリンピックに隠れて、忘れられていたような政局。
きな臭くなってきました。

オリンピックも大切ですが、政局も大切です。注目しなければ。