「東山区白川筋三条下る梅宮町」。
夏の暑い日差しと風に、柳の緑が川面にゆれています。
比叡山の山麓に発した「白川」の流れは、ここから、さらに南へ下り、四条通リの北側で、
鴨川へそそぎます。
この辺り、京都の風情を感じさせる絶好の場所です。
4年前、この地を訪れたときに知り合った「光秀饅頭」を売る「餅寅」(もちとら)さん。
店の裏に明智光秀の首塚があります。
その、お餅やさんが、三軒ほど南に大正時代の古民家を買い取り、手を加えて、
「京町家 貸し切りの宿 白川庵」をはじめたというので案内してもらいました。
建物は京の町家らしい造りで、意外に、しっかりしたたたずまい。
一日一組貸切限定、一泊朝食付き、9人まで宿泊できるそうです。
大勢で泊まる方が割安になるとのことでした。
水遊びをする子どもたちには、ゆるやかな水の流れと柳の緑が
暑さを忘れさせてくれるのかも知れません。
炎天下、まだ、暑さはきびしいが、見た目は涼しげな「京 白川」の流れです。(つづく)