粟田口三条坊町にある「青蓮院門跡」です。
門跡とは、皇族か摂関家が門主(住職)を務める特定の寺院を指し、
格式の高いお寺をいいます。
青蓮院門跡は、天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡の一つで、
ほかには、「三千院」、「妙法院」があります。
境内の拝観は、華頂殿、小御所、宸殿、などを回遊でき、同時に庭園も
見て回ることができます。
今回は、以前から、一度、訪ねてみたいとおもっていたので、良い機会でした。
ここばかりは、残暑のきびしい京都にありながら、しばし、
一服の清涼剤を味わった感じです。
青蓮院門跡は平安時代末期に比叡山から京都に移り、現在に至ります。
江戸時代の天明8年(1788)には、大火によって御所が焼けたとき、後桜町上皇が
ここを仮御所として避難されたことから、「粟田(あわた)御所」ともいわれています。
境内に5本もある大きなクスノキ。
(つづく)