"四季折々 この一枚″

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七月大歌舞伎に「船乗り込み」にぎわう

2015年06月29日 14時13分01秒 | 歳時記

大阪松竹座の「七月大歌舞伎」(7月3日~27日)を前に、昨日、28日午後、
片岡仁左衛門ら出演者による恒例の「船乗り込み」がありました。

 船の出発は天満橋駅北側の「八軒家浜(はちけんやはま)」。

この日、梅雨の合い間をぬうように、空は青く、真夏の太陽がふりそそいでいました。

出発前の式典では、舞台に上がった人たちから

「大阪の町を歌と芝居にあふれる文化の街」にしてほしい」と、励ましの言葉が送られました。

午後2時半から乗船を開始。

恒例となった「船乗り込み」に乗船を申し込んだ人たちも抽選で選ばれて乗り込みました。

 

 

 船は、八軒家浜をあとに土佐堀川に入り、今橋から東横堀川を南下します。

そして、道頓堀川を西へ進み、戎橋がゴールです。

この日、出発地点を見ただけでゴールまでは追いかけられませんでした。

下の写真は、高麗橋の上から南方向、東横堀川を南下する船を撮影したものです。

 

 (この楕円形の中の写真は、2006年の同じ6月28日、夕方の戎橋東側です。
 
この日は、坂田藤十郎さんの大阪松竹座で開かれる
襲名披露公演の「船乗り込み」が行われました。

保存していた写真の中に残っていましたので掲載しました)


雨露に梅雨をおもう

2015年06月26日 11時40分11秒 | 画像

今日、26日は、近畿地方の中部も、久しぶりに梅雨らしい一日となっています。

朝から、雨がしとしとと降り、梅雨に入って初めてのように木々の葉を洗い、

周囲の風景がすこし変わりました。


「雨露」、あめつゆ、うろ、とも言うらしいですが、雨らしい雨の無かった
近畿地方中部の周辺では、恵みの雨のようにもおもいます。

「九州地方は、なお、大雨に注意が必要」とか。

狭い日本も梅雨の間は、地方によってずいぶんと気象がちがいます。

大きな災害が起らずに、梅雨が上がって欲しいものです。

東の山は雲が切れてきたのでしょうか。

でも、窓のガラスは、まだ、雨露にぬれています。

 

 


梅雨空

2015年06月19日 15時52分05秒 | 画像

「雨が少ない梅雨」だとおもっていましたが、今日は、私たちの住む兵庫県南東部も、

梅雨らしく、雨が降ったり止んだりの天気になりました。

気温は低く、しのぎやすい一日です。

、田植えの終わった田んぼの向こうに、「新名神高速道路」の橋げたが長く繋がっていました。

新名神高速道路は、名古屋から四日市を通り、亀山、大津、城陽、八幡を経て、

現在の名神高速道路の高槻から北西へ延び、

茨木北、箕面、川西、宝塚を通って神戸市北区の神戸ジャンクションに至ります。

全長は、およそ、174km。高槻~神戸北は40.5kmです。

高槻~神戸のこの区間の開通は、平成30年度、
大津~神戸間は、平成35年度と言われています。

茨木北や箕面、川西市には、ICができる予定です。

このあたりも、さぞ、風景が変わり、生活も一変するかもしれません。

写真は、2015年6月19日撮影の川西市西畦野付近です。


「2ヵ月半ぶり」検査に異常なし

2015年06月17日 14時48分34秒 | 報告

PSAの数値が上がって、前回の4月1日の検査では、やや悪化していたため、
心配していましたが、今日の病院の検査では、
また、数値が下がり安心しました。

数値は、今年、1月14日の検査で、9.042。4月1日のときは、9.596。

そして今回は、8.224に下がっていました。

担当の医師の話では、「PSAの数値は、
多少、上がったり、下がったりするので、心配せずに様子を診てください」
とのことだったので、まずは、一安心です。

ひと月ほど前から、夕方になると足首から先が、腫れぼったく感じるようになり、
これも、心配していましたが、
採血や尿検査の結果は、全く以上はなく、これも、「大丈夫」とのことでした。

写真は、名前は判りませんが、病院の玄関先にある、植え込みの木です。


暑そうな「サボテン」の花

2015年06月15日 13時05分18秒 | 画像

またまた、花の写真で恐縮ですが、今回は、「サボテン」の花です。

マイカーを手離してから、もう、1年半が経ちました。

この間、徒歩と電車やバスの公共交通機関が私の足となりました。

そこで、目につくのは、街並みや家々を飾る玄関周りの植木です。

季節は、まさに「アジサイ」の時季です。
これには、いろいろな色や形をしたものが目立ちます。

ところがサボテンは、さすがに珍しく、こんなに多くの花をつけるのかと驚きました。

庭からはみ出した茎が折れないように、金網で補強されていました。

兵庫県の南東部、丘陵地の住宅地ですが、こんなに「サボテン」が咲いているのを
見かけたのは初めてです。

これもマイカーを手離したおかげかもしれません。


「梅雨」本番 アジサイも本番

2015年06月09日 13時49分22秒 | 画像

関西地方は、昨日から梅雨本番の雨空になりました。

午後から降り出した雨は、日が暮れるとともに強い風を交えた
吹き降りになり、夜は大荒れでした。

一夜明けた今日は、雨は止み、いわゆる「梅雨空」の天気です。

曇ってはいますが雨は降っていません。

東海、関東地方も梅雨に入りましたが、
梅雨空とはこんなもので、雨は降ったり止んだり。

近所のアジサイが、「出番が来た」とばかりに、
その色を濃くしているのが目立ちました。

 


京都・妙心寺「退藏院」(つづき)

2015年06月05日 14時02分48秒 | 紀行

退藏院は、方丈の南側に回遊式庭園、「余香苑(よこうえん)」がひろがっています。

昭和38年に造園家の中根金作氏が設計した庭園は、中央に「ひょうたん池」が配され、
桜や蓮、楓など一年を通して華やかな景色を見ることができるそうです。

ところが、訪れた日は6月1日でしたが、藤はすでに散り、サツキは終わったあと、
スイレンや菖蒲、アジサイはこれから、といったところで、
残念ながら、花はありませんでした。

退藏院には、国宝の水墨画「瓢鮎図(ひょうねんず)」が伝わっています。

出来上がった「ひょうたん池」には、鯰(なまず)が放されました。

原本の瓢鮎図は、室町時代の画僧・如拙の作といわれています。

現在は京都国立博物館に寄託されているそうです。

ただでさえ、ぬるぬるして捕まえにくい鯰を口の細い瓢箪に入れようとする様子を
書いたものです。

実際に、どうしたら鯰を瓢箪で捕まえられるのか。

当時、京都五山の禅僧たちが必死に頭をひねったそうです。

これは、「正解を求めて考えすぎるな、平常心が大切」、ということだそうで、
あれがない、これがないと、人と比べて欲を満たそうとすることのむなしさを
「禅」の教えを借りて説いているのかもしれません。

                                                 (「退蔵院」の項 おわり)

 

 


京都・妙心寺 「退藏院」

2015年06月04日 10時52分59秒 | 紀行

臨済宗大本山妙心寺の山内には、46もの塔頭(たっちゅう)があります。

中でも「退藏院」は、今から六百年以上前の1404年に建立された山内屈指の古刹です。

6月に入ってすぐ、京都へ出かける所用があり、足をのばしてこのお寺に寄りました。

重要文化財である方丈(本堂)を囲むように枯山水の庭園や回遊式庭園、「余香苑」があり、
禅寺の落ち着いた雰囲気を見せています。

「元信の庭」は、室町期の画聖、狩野元信の作庭と言われています。

敷き砂の色が異なる二つの庭は、「陰の庭」(先の写真)と「陽の庭」と呼ばれ、
陰の庭には、8つ、陽の庭に、7つの石が配されており、物事や人の心の二面性を
伝えていると言われています。

                                                   (つづく)