今日の札幌は、晴れて、穏やか。時折、雪が散らつくも、確実に春へと近づいている。
南極観測隊が帰国する日でもある。ああ、あれから1年か。
低温研のAさんと、私のブログについて立ち話。過日のエントリーのタイトルに含まれた暗号を読み解けているか、Aさんにお尋ねしたところ、「なんか意味あるんですか?」と。オヨヨ。その暗号について説明すると、「それって、ダジャレですよね」と冷たい一言。その言葉の裏には、『中年オヤジ』への侮蔑が込められていたに違いない。
ダジャレか? 言葉遊び、音韻をふむ、何らかのパロディー等々、私なりにタイトルにはいろいろなことを込めているんだが、、、。
「でも、南極で野外観測をずうっと一緒に行動してくれた高野さんは、タイトルに含まれた暗号をすぐわかってくれるんですけどね」と、私。
「それは、長い間、南極で寝食を共にしているから、相手に理解されやすいんじゃないでしょうか」と、Aさん。
うーん、そうかも知れない。即刻試してみよう! ということで、遅い午後、理学部の6号館に向かう。たまたま、来年度の大学院共通の『生化学特別講義』のポスターを理学部へ持っていかなければならない用もあったので、好都合。
***
6号館高層棟の9階へ。清冽な川のような廊下の窓からは、円山、大倉山、三角山方面が、さいこうの眺め。(←高野さんによる修文です!) 高野さんのオフフィスはどこだったか? 普段見かけない私の姿を見て、学生さんが、おののく。
「高野さん、いらっしゃいますか?」
「こちらの実験室にいらっしゃいまーす」
扉を開けると、高野さんの顔。「やあ、ひさしぶり!」と、声をかけようと思ったが、一昨日会ったばかりだったので、止めた。突然の訪問にも関わらず、高野さんは私を歓迎してくれる。
「高野さん、この間のブログのエントリーに隠されていた意味って、わかる?」
「もちろんですよ!○○○○のことですよね」
「そうそう! 簡単な暗号だよね!」
「すぐわかりましたよ!」
これも、やはり、南極効果でしょうか。他の方には、なかなか理解できない現象。
採取した南極湖沼堆積物の解析に関する打ち合わせをして、6号館を後にする。玄関を出て、数十メートル歩いて、ふと振り返ると、6号館はかがやいていた。
<追記>
何はともあれ、第47次南極観測隊越冬隊と第48次夏隊の皆さん、お帰りなさい。一刻も早く、現実社会への適応がうまくいくことを願ってやみません。応援しています!
と、思わずナンセンスなコメントを寄せてしまいました。
うーん、それはどうでしょう。そんな畏れ多きことは、、、。他の意味もあるかもしれませんよ。