春、来客あり。若い来客との会話で「絵はがき坂」(さだまさし)の話題に。この作品は、アルバム「帰去来」(1976年発表)に収められている。半世紀前の作品を話題にされても、来客にとっては困惑でしかないのかもしれない。
「絵はがき坂」には、「活水あたりはまだ 絵葉書どおりの坂 つたやかづらの香り背に 学生達が通る」というフレーズがある。そこは長崎のオランダ坂。いつかは訪れてみたい場所の一つでもある。
オランダ。私にとっても馴染みのある国である。四半世紀も前の今日、霞ヶ関の役所の業務でライデンに滞在していた。大学関係者に植物園を案内して頂く。シーボルトが日本から持ち帰った植物が残っており、感慨深かった。
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<1998年4月10日ライデンにて>
ライデン市内に「CAFÉ DECIMA」(出島カフェ?)があるとのこと。折角の機会なので、当時の若き同僚と訪れる。カフェで日本とオランダとの交流の歴史に想いを馳せつつも、「帰去来」が偽らざる心境だったのであろう。
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<1998年4月11日ライデンにて>
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