VG30DETT MOTOR CHANGE おまとめ.





本当は昨日のBlog投稿で記事は一旦終了する予定でしたが予想に反して問い合わせが多く、またトンデモナイ勘違いをされている方も多く、もう少し掘り下げて解説する必要があると思いましたので本日もVG30DETT編です。

まず、今回エンジンオーバーホールに至った経緯ですが、多くのVG30が抱える悩みでもあるオイル漏れが発生していました。
カムカバーガスケット周辺のオイル漏れが大きく、スポットで修理することも十分可能でしたが、オーナーさんはこれからもまだまだZ32に乗る気持ちが強く、小さなスポット修理ではなく、もう少し大きな観点から見てエンジンのリビルトに踏み切りました。
その理由としては、ある程度年月が経過したクルマでは修理を単発で行なっても結果的に『イタチごっこ』になることは目に見えています。
ある程度想定される修理を行った場合の予算に、プラスαの費用を投じることが出来ればこれ以上無いレベルの修理 つまりはエンジンオーバーホールを行うことが出来ると知れば大きな選択肢の1つとしてこのプランが上がってくることもうなずける話です。
また、この話を面白くしたことはリビルトエンジンへの換装ではないと言うポイントです。 長年連れ添った愛車の心臓部をリビルトし換装を行ったという点は、今後もより一層愛着が出るのではないでしょうか?

また、問い合わせをされる方は200万円も300万円も予算が必要になると思われているのですが、結論から先に書きますと今回エンジン関係に使った予算は約100万円程度でした。
100万円の投資で愛車の心臓部は0からリスタートをきることができます。

・エンジン単体オーバーホール
・ターボチャージャーオーバーホール
・オルタネーター、ACコンプレッサー、パワーステアリングポンプ 全てオーバーホール
・エンジンマウント交換
・パワーステアリングホース交換
・クラッチマスターシリンダーオーバーホール
・スパークプラグ6本交換
・油脂類交換
今回はエンジン本体とその周辺は全てリビルトしました。
逆にクラッチを含む駆動系はそのまま再利用です(1年半前にクラッチはO/H済み)

レストアはまず第一に現車の状態で大きく話は変動します。
次にどこまでやるか? どこまで深く追求するか?で予算は大きく変動します。
一つの目安としてエンジン単体をオーバーホールして65万円程度  ターボを含む補機類までオーバーホールして100万円程度
今回は再利用したトランスミッションやプロペラシャフト、デフ等を全て交換しても150万円程度です。
もう少し予算を投じることが可能ならモリブデンコーティングピストンやダイナミックバランスで精密にエンジンを組み込んだハイパフォーマンスエンジンを選択することも可能です。 
その場合の加算は約30万円ですから、最上級で原動機、駆動系を組み上げても200万円でお釣りが来る計算です。

レストアとは故障、劣化した自動車を修復し復活させること。(Wikipedia調べ)

レストアには決まりもその上限も下限もありません。
自分のライフスタイルに合う(予算を含み)レストアを見つけてみてはいかがでしょうか?



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