吉野Z34SuperChanged リメイク


吉野スーパーチャージャーがオーナーさんの手元へ帰って行きました。
今回のモディファイポイントはエンジン系と駆動系の2部構成でお送りします。


前回のセッティング時に判明したエアフロの容量不足 
420馬力を堺にエアフロ電圧はピークを超え、もはやそれ以上はインジェクターやプーリー比、勿論エンジン内部の大容量化を図った所で吸入空気量をこれ以上測定できないことには先に進みません。
そこで大容量エアフロを導入することによって、STILLENスーパーチャージャーの能力をフルに発揮させることにしました。


エアフロを変更するということは吸入空気量から割り出す燃料の基本噴射量が根底から純正とは異なりますので、俗にいうVQマップの合わせ込みには時間を要しました。
机上の計算である程度の数値を割り出すことは可能ですが、やはり最終的には実車にて詰めを行い追い込むスタイルが今も昔も間違いのないアジャスト方法です。
それ以外にも、前回は気になっていた始動性も改良を重ね、また安全マージンを探るため念のためアクセルペダルOFF→ON時に燃料噴射を若干濃い目にセットしていた箇所も確実な適正値までシェイプし、ほぼ全域でストレスを感じさせないセッティングを行ないました。


結果から先に述べると、期待していたほどの「数値」をマークすることはできませんでした。
それは、数値だけで見ると前回の418馬力をわずかに数馬力超える程度で、我々が「これは!」と、確かな手ごたえを感じ圧倒的なパワーを全身で体感したことで予想していた30馬力も40馬力も上昇した数値を示すことはなかったのです。

しかし、製作時は3月 まだまだ気温も低く手元の資料では外気温度15度での測定結果であることに対し、この時期でのダイナチェックデーターでは外気温度29度と、約14度気温が異なる悪条件でありながらもエンジン出力は同レベル以上であったということは、実質的には大幅な出力上昇を意味しています。

とは言え、パワーは有るならあったほうが頼もしい。 
ニコニコしながら納車前から次回の計画を立て颯爽と帰って行かれた吉野さんでした。 



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