剛性を上げ そして楽しくなる



前回BLOGで書いて好評だったBMW Z4に装着した「リジ☆カラ」
勿論オーナー自身も「リジカラ入れて良かった」と凄く楽しんでもらえた、まだまだ記憶に新しいパーツです。
この喜びを我々の専門でもあるフェアレディZのオーナーにも同じく楽しんでもらおうと言うことで、 
早速Z33にリジカラの取り付けをしてみます。
開封してみますとZ33用のリジカラは合計12枚のアルミ製カラーが入っています。


まずは一番効きそうな箇所
フロントメンバー~モノコック間のナットを外してみます。
ご覧のように、メンバー~ボルトの隙間が大きいです。


そこでリジカラ登場!
アルミ製のカラーを入れて隙間を無くして無駄な動きを低減させてあげる事が最大の目的です。


スポッと穴の中にカラーが入ると思うと大間違い。
ハンマーで軽く叩きながら、どちらかと言うと圧入して行くような感じでカラーを入れます。
フロントメンバーは4か所カラーを入れます


こちらはクロスメンバー
ボルト2つ分くらい横長に広いです。


リジカラを入れるとピタリと落ち着きます。


同じくテンションロッドもボルトに比べると穴が大きいのでカラーを入れます。


このような感じでクロスメンバーには8か所カラーを入れます。
そして組み付けて完成!

試走した感じでは、随分とボディの歪みが低減した印象を感じました。
例えば段差の乗り越えや、歩道から車道に斜めに下りるシーン等 ボディがミシミシミシッと鳴きそうになるような場面でも、静かに塊のごとく動いてくれる印象ですので、やはり効果が高いですね。
勿論 このパーツだけでシャーシ全体の剛性を上げていくことなど不可能ですが、それでもエンジンやステアリングシャフト、suspensionアームが載っているメンバーフレームの動きを抑止し、アルミカラーを入れるだけでモノコックボディとの一体感を出すという考えは、僕は凄く(時間も費用も体感も)効果を得ることが出来ると思うし、逆にこの位の投資で得ることが出来る剛性確保と言う効果を考えると実は凄く良い買い物なんじゃないかなって思います。



今回のリジ☆カラ トップバッターはS口先生でした。
ありがとうございました

■リジットカラー Z33フェアレディZ ¥21,000
※基本技術料 ¥10,500別途
※作業時間 1時間程度
※本来でしたらクロスメンバーを外す必要は無いのですが、撮影のため一旦取り外しました。
※Z32,Z34フェアレディZ用は・・・ 未定です
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