作業開始。 Z33 HRスーパーチャージャー Phase4.


最終的なリザルトは上記グラフのとおりです。
実則で495PS(430whp)ものパワーを得ることができたというのは正直な所全くの想定外の出来事で、当初 推定最大パワーを10%ダウンの450ps程度に考えていましたので驚くほどの結果となり満足しています。
またトルクカーブがとても美しく、エンジンの立ち上がり時から7800rpmレブまで続く44.4kgmものフラットな特性を持つトルクはグラフを見てもわかる通りに非常に扱いやすいエンジンへと仕上がっています。
VQ37エンジンと比較し200cc排気量が小さなVQ35HRですが、排圧を下げてしまうVVELが装着されていないというメリット(デメリットではない)を十分に発揮出来たことが大きな要因と考えていいでしょう。
また、スーパーチャージャー全車に言えることですが回転数=実パワーへ直結しているため、高回転域でタレないクルマ創りを行うことがパワーを得るポイントであるともいえます。


今回はSTILLENスーパーチャージャーKITをベースにハイブーストプーリー仕様で組み込んでいます。
例えばハイリフト仕様のカムシャフト等でエンジンの基礎体力をもう少し上げるならば、30馬力近いエクストラパワーを得ることも可能です。
逆にスタンダードプーリーで組み込んでも460ps(400whp)を狙うことも出来ますので、そのあたりはオーナーさんの欲しいパワーから逆算してゆくと自分がチョイスすべき仕様も見えてきます。


基本的にはメンテナンスフリーで楽しむことが出来るのも本キットの良いところです。
何時もと同じように、何時もと同じ粘度のエンジンオイルを交換するだけで、特別なサービスは不要です。 

これからも末永く楽しんでください。遠方よりのご依頼ありがとうございました。


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