STILLEN ブラックシリーズ スーパーチャージャー システム。


STILLEN┃スーパーチャージャー システム


去年末、Ryoheiさんのスカイラインへスーパーチャージャーを組み込みました。
吸排気の一通り手が入ったエンジンへの次なるステップは、やはりスーパーチャージャーという選択肢が最もパワフルかつ、僕達の実績においても裏付けされた性能を約束できるため安心してお勧めすることができます。
キットそのものはボルトオン装着が可能ですから特に気にすることはありませんが、補機類との組み合わせにより連続した走行に耐える事ができるユニットなのか否かが別れます。
本国ではクーリングユニットは全くの別売ですが、DAYTONAでは専用エンジンオイルクーラーまでをもキット化し、オートマチックトランスミッション車両へは追加でトルコンクーラーの装着を行っています。


今回組み込んだシステムは2014SEMA SHOWにてワールドプレミアが行われたブラックシリーズ。 性能は通常モデルと同一ではありますが、パイピングとVortech V-3へ粉末結晶塗装を施した仕様となっておりエンジンルームの印象をぐっと引き締めてくれます。
間違いなく日本への輸出は初となる記念すべき個体で、本国のSTILLENスタッフも僕達もとても興奮したやり取りを行いました。


追加パワーを確実に手にするためには正確なセッティングは欠かせません。 空燃比はある程度上下があっても問題ありませんが、点火タイミングは僅かな調整で数十馬力もの変化が現れます。
逆に言うなら、上がるからといってどんどん点火を進角させるとエンジンへストレスを与えてしまいますから、このあたりはエンジンそのものの様子(ノッキング)を判断しながらベストの1歩半手前くらいで〆るようにしています。 それでも400馬力をマークします。
更にオートマチックトランスミッション車はSTD比+100馬力をそのままのシステムで受け止めるとスリップロスが必ず生じますから、トルコンのスリップを起こさせないセッティング技術やクーリング対策が求められます。
また、今後のステップアップとしてハイブーストプーリーをインストールすることにより更に+20馬力のパワーを得ることも可能となります。


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