心は貴方の側に






『正直な話 Zに乗っていて“楽しい”と思ったこと ほとんどありません』
関東圏内に住むZ33オーナーさんからメールが飛び込んできたのが今月初旬の出来事でした。

メールを数回やりとりしていく中で、お互いがお互いのことを手探りに だけど確実に1つの目標へと向かって連絡を繰り返していきます。
・愛車は17年式Z33フェアレディZで走行は3万キロ
・純正OPのマフラーのみ装着で改造などは行ったことがないということ。
・メインは街乗りで、無茶な運転はしないということ。
・体が揺れ動く振動に嫌気をさしているということ。
・そもそも 大前提として改善できるのか?

メールでのアドバイスやBLOGの記事を参考に、今までDAYTONAで繰り広げられた色んな出来事を例に挙げ『どれが自分に合うのか?』 
をしっかりとイメージしてもらい、そして連休を利用して福岡まで旅行?に来てもらい そして決行に移りました。

DAYTONA リフレッシュプラン STEP,1
DAYTONA Sports ECM Pack,B
・SPOON リジットカラー
・LLC交換
作業メニューは上記のとおりです。
土曜日 午前中から作業を開始して、お返しは日曜日 午前中 つまり24時間で仕上げました。

バタつく足回りの改善に日産純正後期ダンパーを組み込み同時にロアアームを交換しますが、走行3万キロとは言えロアアームブッシュの痛みは相当なものでした。
細くて長い前期リアダンパーも、リップルコントロール式ダンパーへと交換して、嫌味のないスポーツカー 
アジがあるフェアレディZへとモディファイします。

そして、クルージングドライブを意識して、「一瞬の面白さ」よりも「長く親しみやすい」フェアレディZを僕なりに意識してDAYTONA Sports ECMにせよ4輪アライメントにせよ、扱いやすいように調整してみました。

帰りは(行きもですが)福岡~ご自宅間は1000キロ以上の道のりです。
オーナーさんは
『僕にでも違いはわかるでしょうか?』

初めてのModifyに喜びと不安が入り混じるような心境に僕なりの言葉をかけました。

「この変化が良いか悪いかは別問題として、もし変化を感じることができない場合 これから先のフェアレディZライフはガソリンだけを入れて乗ることをお勧めします(笑)
だけど僕は断言できます。 DAYTONAから路上に出るまでに変化を楽しむことが必ず出来るはずです!」
笑いあいながらお話を続けたいのは山々なのですが、オーナーさん そろそろお帰りの時間です。
名残惜しくも、お見送りをして別れました。

そして、ご自宅に帰りついたオーナーさんより連絡頂きました。
DAYTONAを出た後 神戸で1泊し、翌日 ご自宅に無事帰り着いたと言うことでした。

『一番驚いたのはDAYTONA Sports ECM “加速が凄まじく良くなった”と言うことはありませんが(笑) 
自分の意のままに車が動いてくれる。
当たり前の動きが当たり前に出来る。 
軽く車が動く現状に驚きを隠せない』
と喜んでくださいました。

ダンパーも、今までの「ただの塊」 安っぽいスポーツカーの演出感から、しっとりとしたグランドスポーツの上質感をしっかりと感じてもらい、行きと帰りで2500km近く移動しているオーナーさんですが、
『移動距離の割には疲労感はかなり少なく済みました』
と行きと帰りでは良い意味で車の印象が全く変わることになりました。

最後の最後に『1つだけ残念なことがあります』
と書いていたので、ドキッとしましたが、

『残念なことは それは住まいとDAYTONAが遠すぎるということ。』

DAYTONAの事 大好きになってくれるほど、この問題は大きなものへとなりますよね・・・。
だけどですね、少なくとも我々とオーナーさん オーナーさんと愛車の距離が、物凄く近くなった 
と言うことで今はご勘弁ください!!

ありがとうございました。


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