今も進化を続けるZ32専用ECM。


アダプトロニック│モジュラーECU for nissan 300ZX
これまでも手軽に導入できるプラグイン式フルコンピューターユニットとして販売を行っていたアダプトロニック セレクトECUは、この年始にかけアダプトロニック モジュラーECUへと大幅な仕様変更が行われました。
主な特徴としてマイコン処理速度の大幅な上昇に加えメモリ容量も同様に大容量化。 コンピューターの世界においてマイコン/メモリのスペックアップとは、当然ながら計算速度に直結するということですので即ち処理速度の速さにも当然比例しています。 
その他、CANを搭載し圧力は2チャンネルの入力が可能となり(例えば左右バンクの圧力を個別に入力)VG30エンジンでは大きな成果を魅せてくれるDジェトロ化(圧力制御)も容易に行うことが出来ます。
具体的な活用事例として、ベース燃料の噴射量を測定する計測器として”エアフローセンサー”と呼ばれるMAFセンサーがエアクリーナーBOX後方にマウントされています。そのセンサーは空気の流れる量により燃料のボリュームを決定→インジェクターから噴射を行っていますが、そもそもZ32のエアフローセンサーは当時の日産最大のセンサーとして他車種への流用も多く行われていましたが、ある一定の安定性はあるものの実際には故障も多くエアフロそのものが抵抗となりレスポンスも悪い。また、何の前兆もなくエンジンストール、再始動できない事例だって数多くあります。
その点エアフロレス化で得られるメリットはVG30エンジンには大きく、とにもかくにも圧倒的なレスポンスの良さに尽きます。あのドロドロとしたエンジンがファンファンと廻るようになるわけですから、それだけでもDジェトロ化の優位性は高く、これはVG30エンジンはツインスロットル(多連)であるということも大きく関連性があり、スロットルチャンバーの小ささが流入空気の制限を行っているからこそ反応の速さをより強めているという事です。
またモジュラーECUはプラグインユニットであることも嬉しい材料の一つで、ハーネスに何ら加工を行うこと無く完全にボルトオン(プラグイン)にて近代的なマイコンを搭載することが出来る為、とても扱いやすい面を併せ持っています。


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