自分との戦いの考え方と傾向。


DAYTON SPORTS ECM Powered by UpRev.
既存のSPORTS ECMからUpRev Osirisへとスイッチしてくださるオーナーさんが多いのは、これまで僕達が提供を続けてきたチューニングが正しく評価されているからこそ『次はどんな面白いことを見せてくれるんだ?』ってオーナーさんの期待度が高まっている現れであると感じています。
だけど、現実はそう簡単にトントンと進化するほど容易ではないし、そもそもECMチューニングの方式は変更しても車本体は変わっていない訳です。 ましてや、ノーマルからチューニングデーターへ変更するときは大きな変化を感じることができたとしても、"旧自社チューニング"対"新自社チューニング"の戦いはそう安々と勝利をおさめるほど簡単な話とは行きません。 
最も簡単な勝ち方としては誰かがリスクを負うこと。例えばパワー=満足と捉えるなら、またシャーシダイナモ上での数値的パワーを上げるには点火タイミングの進角が最も有効的です。
"数度"の進角でおよそ15馬力近い追加パワーを簡単に得ることができ、これまでは一つのハードルであったノックリタード(ノッキングを感知すると点火タイミングは安全な値まで戻されてしまう)をコントロールすることもUpRevでは可能です。
しかし、点火を進めすぎると同時にエンジンの寿命は確実に縮みます。(それを保護するためのノックリタード機能です) では、その寿命がどれほど短くなるのか?どれほど点火を進めることが出来るのか?の回答は「これまでトラブルが起きたことはない」が一つのセーフティラインにすぎず、明確な答えを出すことは作ったチューナーでさえ不可能ですから運任せと言っても過言ではないはずです。

僕達は以前から無理を強いるチューニングが好きではなく、クルマのフィールを変更するには空燃比や点火チューニングを追求するよりDBW(ドライブ・バイ・ワイヤー)つまりは電子スロットルの制御を把握するのが最も安全かつ大きな変化を感じることが出来ると解釈し、UpRevへスイッチしたもう1つの理由が”そこ”にはあります。
これまでのソフトウェアにはなかったスロットル調整 エンジン回転数×エンジン負荷×アクセル開度から割り出されるベーススロットル開度に加え、強化スロットルテーブルと呼ばれれるブースターのような役割を果たすMAPをUpRevは持っています。 そして、このアジャストを制することによりクルマは面白いように反応を示します。 
最高の利点は、これら制御はどれほど極端な値にしたところでエンジンの寿命は一切縮めることはなく、もっというなら1馬力の向上もなく体感パワーを上げていくことが容易となります。 それに加え空燃比と点火タイミング、可変バルブタイミングのスマートな最適化を図りプラスαのエクストラパワーを入手 更に各種リミッターの解除を行う。  これが新しいDAYTON SPORTS ECMの考え方です。


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