Z32全塗装


平成2年式のZ32が外装リフレッシュのため入庫しました。


原色ということもあり各部は色あせがすすみ、部分的には集色に近い箇所があったり、または部分的には補修痕が目立っていたりと全体的にチグハグです。


さらにはリアウイングの一部は腐食が進んでいる箇所もあり、リアゲートに関しては交換を予定しています。
近年、旧車ブームであったり、買い替えではなく今の車を大切に乗ろうとの思いを持つユーザーさんが多いのですが、反面に塗装職人は高齢化がすすみ手間のかかる全塗装は引受をしないという工場もあるほどです。
また全塗装となると、各部部品の着脱を行うのは当然ですが、Z32くらい古くなると下地処理に大幅な時間を要します。 
よくあるお問合わせで金額の質問をいただきます。 DAYTONA的考えでは手間が金額に反映されるのは当然ですが、60万円前後が一つの目安と考えています。 ですが、福岡でさえ全塗装=100万円〜との見積もりを簡単に提出してくる業者さんもいます。 何をどこまで拘るかにより回答は難しいのですが、エンジン等を車載した状態ではこれ以上の金額を頂戴してもそれに見合う仕事は難しく、ならばガラスもエンジンも外してからの全塗装となると100万円では当然追いつきません。 何事もバランスが大切であり、提案する側としてもお客さんの予算スケールに合わせたプラン作りを大切にしています。
« 広島県より入庫。 弱点を克服。... »