RZ34フェアレディZ 試乗

RZ34フェアレディZ 試乗



昨日より公開され始めたRZ34フェアレディZのメディア向け試乗動画ですが、時を同じく福岡でもディーラー向け試乗車の用意ができたということで早速行ってきました。
外観はすでに今年1月に東京オートサロンでも見ているので新鮮さはありませんが、エンジンルームや、内装をまじまじと見るのは初めてです。


スカイライン400Rに搭載されているVR30DDTTと同じ400馬力オーバーの3リッターツインターボエンジンです。


試乗車に組み合わさるトランスミッションは新開発9AT。 操作には少しの慣れが必要ですが、当然ながらDレンジに入れてしまえば普通に走ってくれます。
マニュアルモードでも走りました。


Z34との大きな相違点はエンジン以外にもフル液晶メーターは今の時代を感じさせてくれる新しい装備です。


メディア向け試乗会ではなく、僕は市街地や高速走行を含めて公道を走ったわけで、DAYTONAなりの感想を述べておきたいと思います。
正直なところ400馬力とは思えないほど加速力は弱く、それはボディ剛性の高さです!とも言われそうですが、感覚的に演出が下手?なような気もします。
もう少しパワー感がほしい。ブーストを引き上げるかスロットル開度の調整、またレブも7800rpm付近まで回すことができたら楽しみは増えそうです。

結構気になったのはサスペンション周り。
メディアでの評価を見ていたら、サスペンションの高評価が目立っていたので僕なりに期待していました。
運転した印象として、確かに平坦な舗装路では相応の動きをしてくれて安心感さえ与えてくれました。
しかしながら、例えば大型トラックなどが多く走る傷んだ路面では非常に足元を取られる傾向にあります。
スピードレンジが高くブレーキを踏み減速してゆくシーンでは、ちょっと扱うのが難しいほどのステアリング修正が必須となり、今後はこの原因が何なのか?を考えてゆく必要がありそうです。

今月末を持って一旦の受注を停止するどころか、現在のオーダーさえも足切りが噂されているRZ34。
難しい時代に発表され、すでに動き出しているわけですが、このままじゃなー というのが僕の雑感。  もちろん"それ"がないことにはチューニングの意味はないわけで、納車されるまでに幾つかのアイデアを出してみたいと思います。 良いRZ34に仕上げる自信は・・・ 当然あります。



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