スタビライザー

左右のサスペンションアームを1本の鉄のパイプで結び、車が傾いた時(ロール)にその動きをパイプの撓りで制御する部品を「スタビライザー」と言います。
その商品には様々なものがあり、軽量な中空スタビ、逆に重いが安価で製造できる中実 剛性調整式 非調整式・・・
色々なメーカーからいろいろなタイプの部品が出ています。
基本的には、
径が細いと柔らかく、足が動きやすいのでロールが大きい
径が太いと硬く、足が動きにくいのでロールが小さい
フロントが硬いとアンダーステア傾向
リアが硬いとオーバーステア傾向
上手くセットアップしないと乗りにくくなるだけです。

ほとんどのメーカーさんは「純正比○△%UP」との表示がありますので色々なメーカーさんと比較しやすいのは便利なところですので、上手く情報を使いたいところです。
中にはビックリするほど硬いスタビもありますが、何でもかんでも硬くすれば良い訳ではなく、やはり何事にもビジョンを持ってプランを立てましょう。

意外と強化スタビライザーと言う部品はストリートに向いていると思います。
効果がモロに出てセットさえ上手くいけば物凄く乗りやすくなります。
峠でも交差点でもロールが最小限に済むということは同乗者にとってもありがたいものです。
逆にサーキットでは硬すぎるスタビはタイムを落とすだけで、Zを走らせていたときも頭を悩ませる事が多かったです。
これは余談ですが、DAYTONA号の場合は最終的にフロントこそ純正比192%のスタビを入れました(相当エンジンが重いので)が、リアに関しましては純正よりも細いスタビをチョイスしました。 一番乗りやすくタイムが出ました。

はまると面白いスタビチューン
足の硬さはそのままにロールを消す不思議なパイプのお話でした


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