最終型 リフレッシュ案件


お盆前よりお預かりしていた最終型Z32は、リフレッシュメニューの確定までに少し時間を要してしまいました。
費用対効果のバランスをどのように組み立てるかは、僕個人的な感覚だけではなくオーナーさんにも当然参加して頂く必要があり、ボンッと大きく出した見積もりの中より事の優先順位、希望する順位、そして予算の枠組みを行ってゆきます。
オーナーさんからの要求は微振動を取り除く事、シートの張替えを行いたいことは最優先順位としてリクエストを頂いていましたので、それらを中心にスケジュールを確定させています。


最終型専用レザーシートであるタンカラー。ご覧のように前オーナーによる補修跡が逆にダメージを目立たせてしまっています。
市販のプレミアム/レギュラーレザーより選びたかったのですが(納期が早く比較的安価ですので)、残念ながら微妙にカラートーンを外してしまいます。
勿論、それは市販カラーゆえ致し方のない事ではあるのですが、そこを妥協するとセンターコンソールやリアシートとのカラートーンも外してしまう結果へとなりますので、ここは時間を要しても"調色"を選択しました。
文字通り、純正レザー同じ色に調色した色素をレザーへ染色を行うというスタイルです。時間も費用もかかりますので、どちらかというと一般的なスタイルではないのかもしれません。
しかしながら、新車当時の風合いが現代社会へ蘇るものだと考えた場合、そこは通常ならば時間でもお金でも買うことのできない特別な空間であるとオーナー氏は理解を示してくれました。


DAYTONA Facebookページでは、BLOG一期一へぇで紹介しきれない画像や情報を沢山公開しています。
Blogと並行して閲覧することで楽しさ倍増間違いなしです。

« 2型オーバーホ... 1型 ツインタ... »