調整式 アッパーアーム

マルチリンク車に採用されているアッパーアーム。
Z32はH型 Z33はV型のアームが付いています。
特にZ32のアームはガタが出やすく、すでに交換されている方も多いと思います。
Z32,Z33共に選べるものとして
・純正
・調整式
・固定式(ネガティブ方向が多いかな)
この3タイプが主流でしょうか?

そもそも、このアッパーアーム 車高を下げるとアーム長が寸足らずの状態になりまして、キャンバー角がついてしまうと言う現象がおきます。
サーキットユースの方でしたら万々歳なんでしょうが、ストリートユースの場合そうは行きません。
なぜならばタイヤの内減りが酷くなるからです。
そこで役に立つのが調整式のキャンバーアーム これがなければ補正が出来ません。 が、何故か需要が少ない・・・
どうしてなんでしょうね? 
無駄にタイヤを内減りさせるくらいなら安い買い物と思いますよ。

さて見てみましょう

これがZ32の調整式キャンバーアームです。
無段階調整で稼動部分はピロボールです。
これさえあればキャンバーはほぼ自由自在に調整できます。


調整は簡単 真ん中のターンバックルを回すと長くなったり短くなったりします。

ちなみに今回取り付けしたお車のスペック
・ビルシュタインダンパー(下段の溝で組み付け)
・RS-Rダウンサス
・DNA Sドライブ 235/40/18
この仕様でキャンバー角は0度台です。 
ノーマルでしたら2度30分程度ではないでしょうか?
このお客様の場合は高速移動が多いことと、年間の走行距離が多い(年4万キロ程度)のでコーナーリング性能を少々落としても乗りやすさを重視したセットをと思い、わざと0度台まで起こしてみました。
代わりにキャスター角は8度台まで起きています。

乗り方、用途によりアライメントは様々ですので、参考程度の情報と思ってくださいね。

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