1.15倍の世界観




CKV36スカイライン 走行距離が5万キロを迎え、SUNOCO RacingATFの交換を実施しました。
これまでも何度かBLOGで取り上げていますが、比較的新しい車両のATF交換は『圧送式』でのオイル交換しか行うことができません。
これはATユニット~ATFクーラーのホースにATFチェンジャーを割り込ませる形で交換を行います。
最大のメリットは車両に流れているATFの約90%以上も交換することが出来るという点です。(これまでの循環式では50%程度)
それに加え使用するATFは、僕が最も信頼している米SUNOCO社の最上級スポーツグレードのRacingATFです。
熱や劣化に強い100%化学合成油であるということや、摩擦係数が高くスポーツドライブに適していることが主な点ですが、そういう事よりも一番の利点は交換した直後からスパンッスパンッとシフトが切り替わっているスムーズさというのかな?
もう少しわかりやすく言うと、クルマ好きのオーナーさん達が『ああっ なんか変速の仕方が違うぞ!』って感じやすいATFであるという事で、この感覚はスペックよりも何よりも 最も大切なことであると僕は思っています。


同時にDAYTONA BigThrottleを装着しました。
60mm→62mmにボアを広げたThrottleをツインで装着。 先ほどのATFと同じで、その効果を体感しやすいポイントを確実に押さえて作っています。
例えば山道を走りブラインドコーナーに差し掛かった時 アクセルを入れるか放すか かる~くアクセルペダルに足を載せてコーナーをクリアー ジワッとアクセルを踏むときの感覚が今までの1.15倍増し(笑)
自分で書いていながら、なかなか微妙な言い回しですが、平たく言うと そもそもDAYTONAが行う車造りの基本コンセプトはチューニングカーではなくスーパーノーマルですから、この1.15倍の積み重ねでしか見えてこない世界観を最も大切にしているのです。


« COXボディダン... 大人たちの良... »