ワイドバンドはCVTにまかせておけば良い。小刻みに動かすシフト操作が醍醐味なんだ。


■DAYTONA Racing │スポーツファイナルギアー
AT/MT車に関わらず、トランスミッションのギア比一つで車そのものが持つ世界観は如何様にも変化します。
全体的にローギアー(加速重視)のクルマならばスポーツ感を感じるし、逆にハイギアー(最高速重視)ならばツアラー的な印象をクルマは持ちます。
では、Z33/34はどうかと言えば後者にあたるでしょう。 マニュアルミッション車ならば6速は完全に高速クルーズ用のギアーですし、Z34が持つ7ATに限っては必要すら感じないギア比設定になっています。
そこでファイナルギアーのセッティングを行うことにより、全体的にローギアード化を行い全てのギアを有効的に使ってみては?という提案です。


グラフはZ33のトランスミッション車のギア比と車速との関係をシュミレートしたものです。
駆動ロスなどは考慮していませんが単純計算で純正ギア比では6速7000rpmでは300km/hオーバー 5速でも240km/h出る計算ですので、はやり6速の出番は極端に少なくなるのもうなずける話です。


対するDAYTONA スポーツギア4.1(4.08)では最高速こそ275km/hまで落ちるものの、4000rpmでは152km/h程度と6速ギアを有効に使えるポジションへシフト出来ています。
全体的にクロス(各ギアが近くなる)化されているということは、エンジン出力の美味しい箇所をロス無く使うことが出来るということですので、体感的には80馬力近い追加パワーを得たような印象を与えてくれます。
事実、DAYTONAチューンの450~500馬力クラスのクルマは、各ギアとも吹けあがり方が瞬発的でタコメーターの針の動きはNAではあり得ないほど鋭く上昇しますが、クロスギア化はそれと同じような動きをNAライトチューン車でも体感していただくことができます。


LSDを組み込む際に同時作業がベターですが、今回は既にLSDを数年前に組み込んでいましたので点検作業と兼ね合いしながらの作業となりました。


また来月 今回組み込んだファイナルギアの点検と初回オイル交換、更には軽量フライホイールの装着での入庫をお待ちしています。


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