春のドライブが面白くなりそうだ。


Z34に乗るオーナーさんのご紹介で、九州最南端よりZ33ロードスターとオーナーさんが入庫してくれました。



DFV OHLINS Ver.DAYTONA E.R.S for 350Z.
走行距離も随分と伸びて来たことだし、思い切ってサスペンション廻りのモディファイに着手することにしました。
Z34オーナーさんとZ33ロードスターオーナーさんのお二人は、リッターバイクという共通の趣味をお持ちで、同じクラブなんだそうです。
車と違ってバイクは、指先、手の平から、どんな些細なインフォメイションも把握することが出来、よくも悪くも誤魔化しが利きにくい、非常にデリケートな乗り物と言えます。
だからこそ、車体を支え、荷重コントロールに欠かすことの出来ない、サスペンションという大切な要素にメスを入れ、更なるポテンシャルアップを図ろうと考えることは、ごく自然の流れなのかもしれません。
また、その選択するパーツにしても同様のことが言え、ルックスや宣伝の良さだけでは満足出来ないことも、これまでに数々の一流を五感で感じてきたライダーならではの選択方法で、特に今回は「車高はあまり下げない」こともテーマの1つでした。

機械式パーキングに駐車することも多いということで、少なくとも最低地上高の確保は余裕を持って設定するとともに緩やかなローダウンを楽しんで頂けるよう、フロント-15mm リア-20mmのダウン量を設定し、アイバッハ製 低レートスプリングをプリロード&デュアルレートスプリングを用いて、DAYTONA独自のセッティングが施されたOHLINSダンパーで締め上げました。



SuperPro システムキットA.
せっかく入庫いただきましたので、気軽に手が出る割には効果の大きいステアリングマウント、スタビライザーブッシュの交換も行いました。
特にステアリングマウントのシャフト側(運転席)のブッシュが傷み(異音が出ること、稼働し過ぎること)やすく、DAYTONAでは結構な頻度で交換を薦めています。
それもそのはず。よく考えると、225~245サイズのワイドタイヤの舵を切るステアリングラックを、たった3箇所のブッシュで抑えているわけですから、それはストレスが生じても無理ではありません。
しかも、この箇所のブッシュは日産部品からは供給はなく、メーカー的考えではASSY交換が唯一ブッシュを新品に交換できる方法ですから、ブッシュだけで交換することの出来るシステムキットの存在は大変ありがたいものがあります。
単純に交換するだけで、タイヤの抵抗に負けないステアリングラックを正確にマウントさせてくれることが出来、それはハイグリップタイヤの装着や高性能サスペンションとの組み合わせにおいても、それらを確実に受け止めるだけの強さを保持しています。
勿論、デメリットは何もなし。 シッカリとしたスポーティなステアリングワークの完成です。



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Blogと並行して閲覧することで楽しさ倍増間違いなしです。


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