テクニシャンの共演。


去年10月にDAYTONA SPORTS ECMのご用命で来店してくれたオーナーさんから問い合わせをもらいました。
エキゾーストマニホールド~キャタライザー~フロントパイプまでの排気系の見直し。
それに伴い、DAYTONA Racing BigスロットルVer2、Samcoインダクションホースの投入。 そしてECMのアップデートまでを3日間の来福で行いたい、と言う内容のものでした。



アルトラック ロングエキゾーストマニホールドVer3 メタルキャタライザー付き
純正レイアウトを守るエキゾーストマニホールド+メタルキャタライザーの組み合わせも良いのですが、その2つを同時交換と考えるのならプライマリー長を稼ぐことが出来るロングエキゾーストマニホールド+ショートキャタライザーの方が、特に中間域においてはアドバンテージがあります。
管長を確保できた恩恵としての引き抜き量の強さは、決して純正レイアウトでは実現することの出来ない吹き抜け感の心地よさにダイレクトに反映され、まるで車がスキップしているような感覚にとらわれます。 
ノウハウとしてはプライマリー直後の45mmから50mmへ広がるコニカルヘッター、曲げの大きな箇所ではモナカ状に溶接を行うなど。 
マニア的な魅力をふんだんに取り入れているのですが、その技術や数値だけでは説明の付かない軽快さが、僕がアルトラック ロングエキゾーストマニホールドを推奨する最大の理由です。


■SACLAM メタルキャタライザー対応Yパイプ
メタルキャタライザーの装着を行うと音量は上昇し、時にはマフラーからの音色がなんとも下品極まりないモノへと変わる可能性さえあります。
特に、今回のようにエキゾーストマニホールドの装着まで行うと、気持ちよさからついつい右足に力が入り、ただでさえ常用回転域は上がる傾向にありますから、その危険性?は相当なものです。 
その音量をマフラーに行くまでに整えてくれるのが、スモールユニット付きのYパイプです。
勿論、本製品はSACLAMブランドですので、他銘柄のマフラーやエキゾーストマニホールドとの組み合わせでベストになるようには設計していませんが、それでも“ほぼ”狙ったくらいの音量まで絞ってくれますので、「やりすぎた感」をコントロールしてくれるベストアイテムとして重宝しています。


DAYTONA Racing BigスロットルVer2
SAMCOインダクションホース
吸気系は2アイテムを投入。
スロットルチャンバーを2mmボアを広げ内部を鏡面加工を施し、吸入量の上昇をさせながらも流速を早めています。
また、SAMCOホースはボア径こそ純正と同一ながらも、熱量が激しいエンジンルーム温度に左右されないよう耐熱180度5層シリコンホースを取り入れることにより、安定した吸入温度を約束してくれます。


DAYTONA SPORTS ECM
エンジンマネージメントセッティングは当然ながら、メタルキャタライザーを投入すると結構な確率でDTCエラーが生じています。
これはキャタライザーの前後に排ガス内の酸素濃度を計測する為のセンサーが装着されているのですが、スポーツキャタライザーへ交換することにより排気エネルギーは上がりますので、想定外の出来事に『キャタライザーが機能低下しました』と車両側が判断するためエンジンチェックランプが点灯しています。
フェイルセーフが作動するわけではありませんから、スキャンツール等で1回1回コードクリアーするのも1つの方法ですが、正直チェックランプの点灯は望ましいものではありませんから、DAYTONAでは「この項目のみ」のエラーコードを表示させないプログラムを組んでいます。 

勿論、他の箇所が故障した場合などには、通常通りエラーコードは発生しますから、ONかOFFか?の選択ではなく、誤作動の可能性がある箇所だけをOFFに切り替えるテクニックを使っています。



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