気をつける だけでは防げない。 夏のトラブル 完結。


組み込んだエンジンを車載しました。
とは言え、この時代のエンジンには非常に沢山のバキュームホースやカプラーを接続してゆく必要があり、それら1本1本をつなぎ合わせていくことは容易では有りません。
また、全て接続したからと言って100%の能力で始動しないのもVG30の嫌な特徴です。


すべて接続が終えエンジンを始動しましたが、どこか不調。
検査の結果、インジェクターが2本ほど噴射量が多いと判明。 きっとオーバーヒートの影響がココにも出たのでしょう。
今後のことも考え、6本全てを新品へと交換することにしました。


オーバーヒートでエンジンが停止し、半分もう駄目かと諦めていたZ32は息を吹き返しました。
完璧な整備とセッティング。新車のように・・・とまでは言いませんが、正確なクリアランスとトルクで作り上げた手組みのエンジンは、現在で言うなら匠のエンジンです。

さあ、何処へドライブへ行こうか? とオーナー氏が声をかける様子が目に浮かびます。 
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