中国には金の成る木があるのでしょうか。幾ら共産党独裁政権と雖も、これ程までに金が続くものなのでしょうか。
国を潰しても金を出さない日本の財務省とは全く逆です。どちらが正しいのでしょうか。それともどちらも狂っているのか。
中国の新幹線工事が止まらないようです。何時もの宮崎さんが詳しく書いてくれています。それにしても、日本の遅々として進まない新幹線網と比べて、この違いは何何でしょう。羨ましいくらいです。
宮崎正弘の国際ニュー ス・ 早読みより 平成30年(2018)1月4日(木曜日) 通巻第5565号
破産へむ かってまっしぐらの猛スピード、中国新幹線
ことしも3000キロ伸ばし、12兆7000億円を投資します
中国新幹線、もう息切れし、疲れ果ててやめたのかと思いきや、逆である。中国の新幹線工事、ことしも営業キロを3000キ ロ伸ばし、投下する資金は12兆7000億円。2025年には全長35000キロ(日本の新幹線総営業距離の11倍!)。
2017年にも11兆円強を投資し、成都から西安など辺境にまで新幹線の営業を伸ばした。
さて過去の借入金トータルは81兆6000億円にも及び、これは中国鉄道企業の総資産の64・8%を占める(ちなみに日本の 国鉄が清算したおりの累積赤字は24兆円だった)。
収入を度外視しているから、作れば作るほどに赤字は累積されてゆくが、だれも気にしている様子がない。
鉄鋼と同じで、余剰生産体制、余剰ストック、潜在失業者と赤字体質をみれば、中国の鉄鋼業界はゾンビ、したがって世界中に ダンピング輸出し、米国からは400%を超える制裁関税をかけられても平気な顔で、新興諸国にどんどん売り込みに出る。
何回か小紙でも繰り返したように、余剰新幹線建設能力が、世界中に新幹線プロジェクトを輸出することになったものの、メキ シコは白紙撤回、米国は拒否、ベネズエラとパキスタンで工事中断、インドネシアでやり直し、それでも懲りずにタイの新幹線売 り込みを強引にまとめた。
ところが、タイは悪名高いことがある。
タイは道路工事でも10分の1進んだところで、工事は中断する国として知られる。なぜなら途中で、みなが汚職に精を出すか らである。
パキスタンに570億ドルを投じているCPEC(中国・パキスタン経済界楼)も、鉄道現場の三ケ所で工事は中断している。
トランプ政権はパキスタンへの支援金2億2500万ドルを凍結する措置をとっている。理由は「過去15年、米国はパキスタ ンに330億ドルを投じた。そして成果は何もなかった」。
中国は米国の援助がペンディングになったことに便乗し、王毅外相は北京にパキスタンとアフガニスタン外相をよびつけ、 CPECにアフガニスタンを加えるとした。つまり米国が援助を減らす分、パキスタンにのめりこむ。
最後はどうなるんだろうなぁ。
もうここまで来たら、笑うしかないですね。どうせここまでやるのなら、もっときちんとした工事をやれば良いと思うのですが、そんな気はないのでしょうね。
それにしても、あの事故車両を埋めようとした事件以来、大きな事故のニュースも無いようですが、本当に何も起こっていないのでしょうか。それとも、報道させない自由を行使しているのでしょうか。あの新幹線が事故も無く動いていると言うのは信じられません。いずれにしても、何時かとんでもない事故が起きそうな気がします。
それにしても、何時になったら崩壊するのでしょうか。それとも、このまま何もなかったかのごとく生き残るのでしょうか。幾ら共産党独裁と雖も限界はあるでしょうに。その証拠にソ連は崩壊しました。中国は、それ以上に危なそうに思えるのですが。やはり、金の亡者共が延命に力を貸しているのでしょうか。
どうにも不思議です!
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