宮 崎さんが遅めの夏休みをとられるそうで、その休み前の何時もの早読みが、久し振りの中国経済についてです。
相変わらず、中国延命を目論んでいる勢力が多いようです。その中でも、金融関係が一番怪しそうですが、そのIMF、 世界銀行が、又してもとんでもないことをやったようです。
経済問題に疎い私には、理解し難い内容ですが、どうも余り良いことではなさそうです。
宮崎正弘の国際 ニュー ス・ 早読みより 平成28年(2016)8月25日(木曜日) 通算第5005号
宮 崎正 弘の国際ニュース・早読み
中国杭州のG20で、何が発表されるか
世界銀行がSDRボンドを発行し、人民元が加わる
IMF、世界銀行は中国に乗っ取られたか?
8月31日に世銀はSDRボンドを発行する予定で、人民元が最初に加わるボンドになる。IMFの歴史上、初めてのこと にな る。
金利は0・5%から0・6%が予定されているという。
このすっぱ抜き情報はサウスチャイナモーニングポスト(8月25日)で、IMF当局者の確認が取れていないが、もしそ うだ とすれば大ニユースである。
IMFが認めたのは10月からの人民元SDR参入であり、その起源より早くボンドを発行するとなれば、計画の前倒しと なる ばかりか、IMF世銀が中国の求めてきた「金融制度改革」「情報の透明瀬」が何一つ達成されていない。にもかかわらず中国通 貨がSDRにくわわるかたちでのSDRボンド起債というのは、IMF自らが約束を破ることを意味し、国際金融関係者の間 に大 きな論議を呼ぶことになる。
中国側の思惑は、この発表を9月3日から浙江省杭州で開催されるG20の席上で派手に発表することだ。
そのために中国は外相らを各国に派遣して根回しをしており、G20では、南シナ海問題を議題に載せないという中国の工 作が 進捗している。
国連を筆頭にIOCだとか、兎に角、この部屋でも何度も書いてきたように、世界組織は、どこも腐っていると考えた方 が間違い無さそうです。
こういう組織に紛れ込んでいる人たちの大半は、世界より自分の利益が優先のようです。と言うか、世界には、そんな人 達しかいないと考えた方が良さそうです。
こういう組織こそ、戦前の国際連盟の事務局長新渡戸稲造さんのような公に徹した日本人が最適なのじゃないでしょう か。とは言いながら、今の日本に、そんな素晴らしい人が何人いることかと考えると、暗澹たるものがありますね。
日本人が、先人に追いつき、世界の組織を動かす時代は、はたして来るのでしょうか。その時こそ、世界平和も夢では無 いような気がするのは、やはり、甘いのでしょうか。
しかしながら、希望は、そこにしかないのじゃないでしょうか。
世界は日本を待っている!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます