昨日のアメリカの 「中国の安価配送を批判」で、取り上げた万国郵便条約から脱退について、何時もの宮崎さんが詳しく書いてくれています。
どうも怪しそうな組織だと思ったら、UPU(万 国郵便連合)って、国連の機関だそうです。それだけで必要なさそうです。
宮崎正弘の国際 ニュース・ 早読みより 平成30年(2018年)10月19日(金曜日) 通巻第5863号 <前日発行>
また も「トランプ・ショック」。こんどはUPU(万国郵便連合)を離脱
中国は安い郵便制度を悪用し、貿易赤字の裏ルートで活用している。
10月17日、トランプ政権は突如、UPU(万国郵便連合)からの離脱を検討しているとした。一年ほどかけて交渉し、 成果があがらなければ、米国郵便制度を他国が利用して儲けているだけで米国が一方的な負担を強いられているのだから、新 しいレートを設定して対応するとし、離脱期限を2020年1月1日と発表した。
まさに「アメリカ・ファースト」政策の一環、しかし、ここまで徹底してやるとは想定外の方針発表である。
全米商工会議所はただちに歓迎声明、なぜなら流通を担うのはUSPS(米国郵便公社)のほかに、Fedex,DHLな ど、国外からの荷物を万国郵便制度の義務から、米国内では無料で配達してきたため、不満が募っていた。
ちなみにUSPSは、赤字が累積しており、三万人の解雇、土曜配達の取りやめなど削減措置をとってきたが(それはサー ビスの低下を招いた)、向こう十年間に、さらに230億ドルの赤字が予想されている。
もとよりUPUは1874年に制定され、現在、アンドラ、台湾などをのぞき192ヶ国が加盟している。制度の悪用と は、たとえば日本で切手を貼った國際郵便物は相手国では無料配達が義務つけられている。
この制度を活用するのが、例によって「あの国」。貿易外の事実上の貿易に転用し小口貨物を、小分けして大量に発送し、 米国の配達は他人の褌を利用する。つまり実質的なビジネスを展開しているからだ。「これは中国の対米黒字3750億ドル の統計以外のものであり、不公平極まりない」とトランプ政権は言う。
アリババを潰す為なら何でもやって下さい。こんどこそ孫の終わりを見たいものです。
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