第2785回でクルマの販売数が減っていることを喜びましたが、その原因は、まさか日本人が環境問題に目覚めてクルマの購入を控えているなんて考えるほど日本人を信用もしていませんでした。それは、収入の低下やガソリンの値上がりなどが主な原因であると思っていましたが、大きな違いはなかったようです。
車が売れない現象は若者の指向変化か [ブログ時評79] (2007/05/13)
・・・略
ここ数年、20~30歳代を中心に、将来の収入や家計負担に対する不安がより高まった。子どもの教育投資、住宅ローン、税金、金利、医療費などの負担が重くのしかかり年金制度への不信も強い」「自動車ほど価格が高くなく維持費もかからないデジタル家電を優先させる傾向が強まっているという。毎月の出費も、携帯電話やインターネット接続料などがかさみ、車が敬遠される要因になっている」と指摘する。・・・中略
マイカーは持たない、あるいは持てないとしても、車を走らせたい気持ちに差は少ないのではないか。文句無く良いクルマがあれば、そして若い世代では3分の1にも達している非正規雇用、低賃金の状況が改められるなら、国内市場は再び膨らむのだろう。膨大な利益を上げている自動車産業には、その期待に応える義務がある。
クルマに収入の全てを注ぎ込むようなクルマ命の私の世代と違って携帯電話など他にも必要経費の沢山ある今の若者は大変ですね。その上、雇用不安があるのですからクルマなど持つどころじゃないのかもしれません。そして、その雇用不安の元凶がトヨタなど自動車会社にあるとすれば皮肉なことですが、彼らがそれに気が付かないはずは無いと思うのですがそれでも雇用の改善を図ろうとしないのは何故なのでしょうか。
ヘンリー・フォードがT型フォードを従業員が購入できる値段にしたという原点を忘れた自動車会社に未来はあるのでしょうか。案外、今が頂点なのかもしれませんよ。
単なる願望かも!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます