団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

フェリー廃止

2010年02月15日 | エネルギー 環境

  瀬戸大橋が開通した頃はせっかく作った橋を高い高速料金でほとんど利用されないほど無駄にしてしまったことに腹を立て、2003年頃(第1492回)にもまだ高速道路の無料化を肯定していました。
  それが、太陽光発電に興味を持ちエネルギー枯渇問題や温暖化(これはもう一つ信じきってはいませんが)で、環境税が無理なら今の高速道路料金を流用すれば良いと考えるようになりました。せっかく出来上がった徴収システムを止めれば、それを取り戻すことは不可能に近いのじゃないでしょうか。
  それだけに、自民党の休日1000円にも腹が立ったものです。それ以上に民主党の選挙目当ての高速道路無料化にはあきれてしまいます。
  それも、結局財源がないので地方の利用が少ないところを選んでお茶お濁すような方策には、ただ、それほど国民をバカにしていることに腹が立つばかりです。
  そして、とうとうフェリーの廃止に繋がってしまいました。

  47NEWSより

     「宇高航路」3月で廃止 高速値下げが経営直撃

 高松市の国道フェリーと四国フェリーの2社は12日、高松―宇野(岡山県玉野市)航路の廃止届を四国運輸局に提出した。高速道路料金の割引や景気低迷で経営環境の改善が見込めないため。廃止は3月26日の予定。

 同航路は旧国鉄が1910年6月に「宇高連絡船」の運航を始めて以来、88年4月に瀬戸大橋が開通するまで、四国と本州を結ぶ主要な交通手段だった。直島(香川県)経由の航路は残るが、直通航路は100年の歴史に幕を閉じる。

 同航路のフェリーは61年から就航。四国運輸局によると、輸送実績は87年度にピークを迎え、フェリーだけで1日に148往復(平日)、年間で旅客約400万人、車両約187万台を運んだ。

 しかし2009年度は前年度に比べ、2社の平均で車両が4割、旅客が3割減少。2社は減便や共同運航など廃止以外の選択肢も検討したが、それでも営業が成り立たないと判断したという。

  瀬戸大橋開通のときに廃止すべきだったのがしぶとく生き残り、これから車社会からの転向でもう一度脚光をあびるかもしれないときに息の根を止めてしまうことになったことに反省はあるのでしょうか。
  これを見ていると、京都から市電を廃止したことを考えてしまいます。あの頃も先を見通す目がなく車社会への移行の波に押されて廃止してしまいましたが、今、もう一度復活させようとしても並大抵のことではありません。
  車社会から公共交通主体の交通体系にもう一度戻すべき時代にどうしてこんなバカなことをするのか本当に信じられません。
  選挙のためだけの政治は止めてもらいたいものですが、そんな人たちは今の政治家にはいないのでしょうね。

悲しいことです!



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