仮想通貨の世界は複雑なようです。何と、金融庁が国内流通を解禁したそうです。大丈夫なのでしょうか。
日本を守るという気概も無さそうな奴等にそんな覚悟があるのでしょうか。
宮崎さんが取り上げてくれています。財務省が防衛費で増税を企んでいる今、何か思惑があるとしか思えない。自分の国を信用できないのは情け無い。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)12月27日(火曜日) 通巻第7569号
金融庁、「ステーブルコイン」の国内流通を解禁へ
法定通貨担保型で、発行者は「銀行・資金移動業者・信託会社」に限定
金融庁は2023年から米ドルなど法定通貨と連動する「ステーブルコイン」について、海外発行コインの国内流通を解禁するとした。
ステーブルコインは仮想通貨の一種で、価格の安定を目的として法定通貨などにペッグされている資産保全や送金上限を設定し、取り扱いを認めることになる。
ステーブルコインを使った決済が広がれば国際送金が早くて安価になる。流通にあたってはマネーロンダリング(資金洗浄)、ギャング団やテロリストへの送金対策も求める。
ステーブルコインには、その代価の裏付けを固定した(1)「法定通貨担保型」、ギャンブルに似た(2)「仮想通貨担保型」、マニアックな(3)「アルゴ リズム型」などに分類されている。各国でステーブルコインに対する法規制の議論が進められている。従来、法定通貨と比べて従来の仮想通貨は価値が不安定で あり、実用性に乏しい欠点があった。
ステーブルコインは法定通貨などに連動し発行金額が担保される「法定通貨担保型が有力で、テザー(USDT)、USDコイン(USDC)、バイナンス USD(BUSD)がある。香港ドルは発券銀行が当局に発券額のドルを預託するので堅実な通貨として国際間に信用があるように、法廷通貨担保型は仕組み的 に金本位制に近い。
仮想通貨担保型は、さまざまな仮想通貨が価値を裏付ける担保となっており、ダイ(DAI)、sUSD(SUSD)などがある。法定通貨よりも価格変動が 大きい。担保にできる仮想通貨はいくつかあるが、たとえば「イーサリアム」を担保にするなら、担保比率は最低でも130%に設定されている。
アルゴリズム型(無担保型)は、価値を裏付ける担保資産を用意することなく発行されるステーブルコインだ。したがって担保があるコインと比べて価格のコ ントロールが難しく、システムを維持できなくなる「事件」も頻発している。システムが崩壊した代表例が、Terraform Labsが発行していたステーブルコイン「テラUSD(UST)」であり、2022年5月に米ドルとのペッグが外れて大暴落を起こした。
日本では他国に先んじる形で、2022年6月にステーブルコインへの規制を含む改正資金決済法が成立した。
法改正の重要なポイントは法定通貨担保型で、発行できる者が「銀行・資金移動業者・信託会社」に限定され、取引の仲介は「電子決済手段等取引業者」でなければできないこととなった。
今後さらに、各国で法規制が実施されれば、それに対応できないものも出てくるだろう。数多いステーブルコインのなかでもシステムが脆弱なものや、環境の変化に順応できないもの、需要を獲得できないものは、自然淘汰されるだろう。
こういうのは完璧なシステムが出来上がってから始めて貰いたいものですが、それでは何時のことやらということで待ちきれない奴等がいるのでしょう。
とは言え、それもマネーゲームに取り付かれたグローバリストの金の亡者が狙っている世界のような気がします。
持たざるものの妬みでしょうか。やはり怪しい。
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