頼清徳を選んだ台湾はどうなるのか、期待と不安が入り混じります。そんな中、トランプさんが台湾を放棄するとの報道を宮崎さんが取り上げてくれています。
一体、何があったのでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024)2月1日(木曜日)
通巻第8113号
「トランプ前大統領がノーベル平和賞候補に」とフォックスニュースが報じると
「トランプは台湾を放棄するだろう」とブルームバーグ通信
1月30日に、「トランプ前大統領がノーベル平和賞候補リストにのぼっている。受賞理由は『アブラハム合意』の成立だ」とフォックスニュースが報じると、翌1月31日に、 「トランプは台湾を放棄するだとう」とブルームバーグ通信が報じた。
まるで方向が異なる情報合戦は、すでに諜報戦争の一環である。
2016年段階でトランプは「中国は一つという合意にアメリカがこだわる必要はない」と言っていた。退任後、ポンペオ前国務長官が台湾を訪問し、米国の台湾防衛の覚悟を示した。この基本姿勢は変わらない。
「台湾有事は日本有事」と安倍晋三元首相は台湾のセミナーで発言した。しかしアメリカにとって「台湾有事はアメリカ有事」ではないことも事実であり、米軍を直接派遣してまでの軍事介入は考えにくい。
トランプが最大の関心を抱くのは台湾の半導体産業の行方である。
トランプは「台湾は賢い。米国から技術を奪った」という認識なのだ。したがってトランプの周辺、とくに国防長官と安全保障担当輔佐官には台湾をよく理解し ている人材をあてる必要がある。たしかにトランプは過去のインタビューでも、台湾救援に軍事行動を起こすかとの問いには「土壇場まで曖昧にしておくのが交 渉術の奥義だろう」と言っていた。
この発言の一部を過大に捉えて、しかもバイデンの失言(台湾を守るとリップサービスを二回。ホワイトハウスは毎回打ち消した)を比較して、バイデンのほうが台湾の味方だと演出しているのは明々白々。米国も中国の情報戦術にひっかかりやすいようだ。
これも、Chinaによる情報戦のようです。追い詰められた習皇帝がいよいよ台湾侵攻をやるのでしょうか。
何だか、ますますキナ臭くなりそうです。
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