長い難産のあげくやっと産まれた英国のEU離脱は、新肺炎のお陰で忘れ去られたような状況です。
何ともお気の毒というか、まだまだ前途は闇の中ということなのでしょうか。
やはり、余りにも長過ぎて完全に飽きられたのでしょうか。それでも、これが世界経済のどう影響を及ぼすことになるのか気になります。
これが、グローバリズムの終焉のきっかけになることを期待します。
経産ニュースより 2020.1.31
英、 31日にEU離脱 60年の歩みで初めて歴史的転機
【ロンドン=板東和正】英国は31日午後11時(日本時間2月1日午前8時)、欧州連合(EU)から離脱する。EUにとって、 前身の欧州経済共同体(EEC)が1958年に発足して以降、約60年の歩みで加盟国の脱退は初めて。欧州統合を目指したEU は、歴史的な転機を迎える。
英国は73年、EECが他の組織と統合して生まれた欧州共同体(EC)時代に加わり、47年間主要国として加盟してきた。離脱 後は12月末まで現状のEUとの経済関係を継続する「移行期間」に入り、通商分野を含めた双方の将来の関係について交渉を始め る。
離脱後の最大の焦点は、英EU間の自由貿易協定(FTA)交渉だ。ジョンソン首相は移行期間中にEUとのFTA締結を目指す が、EUが過去、FTA交渉に数年かかった例もあり、12月末までの実現は困難視される。交渉をまとめられなければ、英EU間の 貿易は世界貿易機関(WTO)の規則に従い、関税が発生する恐れがある。
交渉内容でも、税制などをめぐる規制を同等の水準にして「公正な競争条件」を保つよう求めるEUと、規制を緩和・撤廃したい英 国で意見が対立しており、協議は難航が予想される。
EU離脱をめぐっては、英国は2016年6月の国民投票で、離脱の方針を決定。しかし、メイ前政権とEUが合意した英国の離脱 条件を定めた協定案が英議会で承認される見通しが立たず、約3年半にわたり膠着(こうちゃく)状態が続いた。
早期離脱を訴えたジョンソン氏の与党・保守党が昨年12月の総選挙で過半数の議席を獲得したことで、離脱への道筋をつけた。
EUの欧州議会は1月29日の本会議で離脱協定案を賛成多数で可決。英国を除く27加盟国が30日に承認して離脱手続きを完了 した。
それにしても長かったですね。メイさんの時にあれだけもめたにも関わらずジョンソンさんになった途端の解決は力の差なのか時の運なのか。いずれにしても、やっと動き出したのですからグローバリズム打倒の流れが強くなって欲しいものです。
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