第 149話の「反論書を取り下げさせたのは小和田?2」でクマラスワミ報告書への反論書を国会で取り上げた次 世代の党の山田さんが河野談話について本人が取り消すべきだと発言してくれています。
昨日も書いたように、維新と別れた次世代の党は無理やり維新とくっついていた時に失ってしまっていた本来の輝きを取 り戻しているように感じるのは私だけでしょうか。
もともと、どう考えても何でくっついたのか疑問があったのですが別れて本当に良かった。この次世代の党と太陽の党が 与党になる時が来ればその時こそ日本の再生は本物になるはずです。
産経ニュースより 2014.10.20
【単刀直言】 「河 野談話、自身で取り消すべきだ」次世代の党・山田宏幹事長
…略
河野氏本人が取り消しを
朝日新聞は慰安婦報道を訂正しましたが、慰安 婦問題自体はまだ終わっていません。平成5年8月の河野洋平官房長官談話が取り消されなければならない。自民党の萩 生田光一総裁特別補佐は「上塗りするよ うな新しい談話で事実上、否定する」との考えでしょうが、新たな談話で違った考えを出せば、国際社会は上塗りしたと いうよりも対立したものとしてとらえる 可能性があり、あまり功を奏しません。
9月に訪米し、共和、民主両党の親日派議員と会いました。われわれが先日フィリピンとの間でも着手 した「海洋国際議員連盟」をベトナムにも広げ、東シナ海、南シナ海を囲む国々が議会レベルで協力し、海洋の安全は法 の下で進めることに「賛同してくれ」と 署名簿を回しました。
米議員は「非常にいいことだ」と仰った。しかし、こちらが「慰安婦の問題に新たな展開がある。完全に根拠のな いものだと考えている。是非理解してく れ」と言うと、「でも日本の首相は何度も謝っているじゃないか。謝っている対象があるんだろ? その対象がなかった と君らは今になって言うのか?」と言っ てきました。
旧日本軍は慰安婦を強制連行したのか、しなかったのか。政府が根拠にしたのは吉田清治氏の証言でもなければ、 慰安婦の証言で もありません。河野さんが談話発表のときの記者会見で、談話の内容を「強制連行」と間違った形で意図的に発した。そ の結果、河野談話が強制連行を認めたも のだと国際的に認知され、強制連行について謝る羽目になりました。
やはり河野さんが「記者会見での発言は間違っていた」「根拠のないものだった」とはっきり言わないと、河野談 話の否定にはなりません。
なぜ河野さんは強制連行を認める発言をしたのか。想像するに、河野さんの善意であれば、「これで終わるのだか ら」と韓国におもねった。悪意であ れば、何か韓国と取引をした可能性があるかないかを調べる必要があります。いずれにせよ間違ったことをわざと仰った と思います。
河野さんは「強制連行」と発言した根拠を出せるわけがありません。どこにもないのですから。ある自民党議員から「河 野さんを国会に呼んでも『自分は正当 だ』と主張したら逆効果になるのではないか」と言われましたが、「何を弱気を言っている。自民党もだらしない。僕が 河野さんをねじり伏せる」と反論しまし たよ。
河野さんを国会に呼んで「強制連行は否定ですね?」と問い詰め、「この場で否定する。間違っていた」と答えた ら、かなりの部分が消えます。それは言ってもらわなければいけない。
手紙無視の河野氏
7月に河野さんに国会での説明を求める手紙を送りましたが、返事も何もありません。僕はかつて河野さんが立ち上げた 新自由クラブから東京都議会に出まし た。河野さんをよく知っています。だからこそ仁義を切って考えを伝えようと手紙を書きましたが、返事がないのでこれ からは堂々とやります。
河野談話は強制性を一定程度認めました。では認めた強制性とは何か。確かにだまされたり、誘拐されたりという ケースはごく一部ありました。しかし、 これは日本国政府や軍は全く関与しない。むしろ取り締まる側でした。これらの行為は民間の悪質な業者によって行わ れ、彼女たちの運命にもちろん同情すべき ことはあります。だが、国や軍が強制したわけではありません。
「広義の強制性」はあったという議論もありますが、「日本軍や日本政府が強 制に関与したことはない」とはっきり主張すべきです。誘拐とか甘言は悪質な民間業者がやったわけで、当時の新聞は、 日本の官憲や警察がそういう悪質業者を 「取り締まって捕まえた」という記事ばかりです。強制した側に立っていたわけではないことを証明すればいい。
親に売られたなどの悲惨な運命をたどった人たちも中にはいました。だが自ら応募して行った人もたくさんいるの です。
「対外広報局」新設を
インドネシアでオランダ人女性が慰安婦になった話があります。あれは強制した将校が上官から厳しく叱責されました。 軍法会議にかかる者がいたことは残念で すが、彼らは軍法に反する違法な行為を行ったのです。責任がないとは言わないが、組織的にやったというのとは全く違 うと説明すべきです。
米国に対しては、ビルマ(現ミャンマー)で働いていた朝鮮人慰安婦に対する1944(昭和19)年の米軍の実 態調査の報告書があります。彼女たちは強制連行の犠牲者でも、性奴隷でもなかったことが明確にされました。これを米 国の議員に配って読んでもらうのが一番です。
そのように外務省は作戦を転換しなければいけないのですが、今までの積み重ねがあるので、おいそれとは動かな いでしょう。官房長官の下に「対外広報局」という「歴史戦」に備える部隊をつくり、トップダウンでやらせるべきで す。
そして、政府は慰安婦に関する適切な日本の論文をどんどん翻訳し、海外の日本研究者や図書館、影響力があるジャーナ リストに送るべきです。きち んと社会問題を英訳できる翻訳家も養成する必要がある。今は日本の主張を海外に伝播(でんぱ)する手段を国家として欠い ています。
また、海外の日本研究者のために歴史的な一次資料をインターネット上に全て公開し、慰安婦問題を検証してもらえばい い。村山富市内閣が主導し、平成13 年になって設置された「アジア歴史資料センター」はほとんど動いていない。検索で「慰安婦」と入れたら8件しか出てこな かった。しかも出てくるのは「伍長 が慰安婦が好きで好きでたまらなくて、部隊を離れて追いかけていったからケシカラン」というものでした。まずは慰安婦に 関わる防衛省、外務省、国立図書館 が所蔵する歴史資料を全部整理し、世界中から検索できるようにし、一次資料に誰でもコンタクトできる基盤をつくる必要が あります。
日本の反論文書公開を
「奴隷狩り」と虚偽の証言をした吉田氏の著作などを多用し、慰安婦を強制連行された「性奴隷」と認定した 1996(平成8)年の国連の「クマラスワミ 報告書」に対する日本の反論文書が非公開になっています。すでに英語になっており、きちんとオープンにしていくべきで す。
反論文書を入手し、外務省に「国会で質問するから本物かどうか答えてくれ」と聞いたら、「答えられません」ときた。 本物かどうか私にだけに言ってくれと言ったら「本物だが、本物とは答えられない。公開していないことになっているから」 と言っていました。
これは是非公開すべきです。「謝って」「よけて」という従来の対応ではいけません。米国の議員が何か言ってきても 「これを読んでください。どっちが正当 か」と伝える。朴大統領就任後の韓国の状況を見れば、まともな国ではないとだんだん分かってきている。そういう意味では 今は攻め時だと思うし、なし崩し的 にやる必要があります。…以下略
これまでどこの政党もこうやってズバリと発言することを恐れていたが、ここまで日本を貶めて来たことを考えると、時 代はどんどん日本に傾いてきていると言えるでしょう。
戦後の70年間、先送りにしてきたことが全て明るみに出、日本人が目覚めて誇りを取り戻す時代はそこまで来ているの じゃないでしょうか。もう少しの辛抱です。世界に誇れる日本を取り戻しましょう。
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