香港脱出は進んでいるようですが、この一年で9万人だそうです。これが多いのか少ないのか。と言うか、少ないように思ってしまいます。
やはり、そう簡単には脱出出来ないのかもしれません。つまりはお金がなければどうにもならないのでしょう。
宮崎さんが詳しく報告してくれています。図書館から本が消えたというのも何とも恐ろしい。こうやって情報を封鎖するんですね。正に、現代の焚書坑儒でしょう。
こんな国を生き残らせようとする勢力があることにがっかりさせられますが、それを許している場合じゃないでしょう。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)8月14日(土曜日) 通巻第7014号
この一年で9万人が香港を捨てて外国へ出た。人口は1・3%減った
香港の図書館から自由、民主、法治、台湾の本が消えた
コロナ災禍で飛行機の欠航が多いにもかかわらず、香港から諸外国、とくに英国へ向かう便は満席状態が続いている。およ そ9万人の香港人が、自由のなくなった香港を捨てた。
空港には荷物を一杯にした若者、とくにカップル、子連れの姿が目立ち、積極的に香港市民を受け入れている英国に向か う。
べつに英国で就職先が決まっているわけでもないが、ロンドンなどでは就労斡旋、住居支援などのボランティア団体が、到 着する香港人も面倒を見ている。
香港の図書館からは夥しい書籍が消えて、本箱はがらんどうになった。台湾関連本のみならず自由、法治、民主、人権を論 じた書籍が消えたのだ。もちろんオーエルの『1984』は入手が難しくなっている。
自主規制による処分なのか、展示禁止書籍リストが出回っているというが、言論弾圧もここまでくると陰湿である。
まだ香港に留まっている外国企業も、近く撤退予定、いずれ退去などを含めて60%前後の企業は香港脱出を考えていると アンケートに答えている。
それにしても、このChinaを叩き潰さないと世界が奴隷になることが何故分からないのでしょうか。それ程に、金の力は恐ろしいということでしょう。
金の亡者達が世界を破壊する。