昨日のバドミントンの羽根で石油枯渇の時代になると人工羽根は天然物より高くつくようになり又天然物に帰ることになるかもと書きましたが、もう一つの解決法、バイオ樹脂という手もありそうです。
NIKKEI NET 8日より
植物由来バイオ樹脂、耐熱性最高水準に 帝人、275度まで対応
帝人はセ氏275度の熱にも耐えられるバイオプラスチック(樹脂)を開発した。従来より50度前後高く、植物由来では世界最高レベルの耐熱性で、自動車のエンジン回りにも初めて使えるようになるという。5年以内の事業化を目指す。
バニラ香料の成分であるバニリンから作る。間伐材などから抽出した成分をいったんバニリンに変え、触媒や化学反応を工夫し耐熱性を向上させた。
石油がなくなると燃料は太陽光発電などで賄うとしてもプラスチックはどうなるのだろうかと心配してしまいますが、こうしたバイオ樹脂が本物になってくれれば杞憂に終わるのかもしれません。
バイオも燃料としての利用は歓迎できませんが、こうした樹脂は期待したいものです。第2945回でも書いたように、そのバイオも米やトウモロコシ、サトウキビなど食料となるもので作るのでなく焼却処分されるものや食料油のように利用した後のものから作るのは大歓迎です。
このあたりも人類の英知で克服できる日もきっと来るでしょう。
密かに期待しています!